多世代混在へ――米国のコリアン
在日同胞と違い、在米同胞は移民として自発的に渡米した人々だ。その歴史はすでに100年近いが、移民が加速したのは米国が移民法を改正した1976年、南朝鮮が外貨持ち出し制限を緩和した81年と、比較的最近のこと。人口は、一説には200万を超えたとされるが、移民は現在も続いており、今も1世が主流だ。 とは言え、2世や3世も着実に育っている。とくに若い世代においては、米国生まれの新世代と、「1・5世」と呼ばれる若年層の1世の混在が、「民族」をめぐる認識の多様化に拍車をかけているようだ。 |