本紙リニューアルから1年
読者の声
生活に密着した記事多く愛読
記者の意欲感じる/必要ならスクラップ
もっと独自の生活情報、時事分析を
1945年10月10日に創刊された本紙は、昨年10月4日付より、情勢の変化と在日同胞の多様な要望に応えるため、新しい世代をはじめとする広範な同胞に生活情報を提供する、同胞大衆紙として新たに出発して1年がたった。この間、読者からの様々な意見や感想が寄せられた。その1部を紹介する。 「新報の到着を楽しみにし、端から端まで全部に眼をとおしている。生活面で必要なもの、またはいずれ必要になると思う記事は切り抜いて保管している。新報を読むのが唯一リラックスできる時間です」(神奈川・女性・51) 「紙面全体がソフトになっている」(千葉・女性・74) 「以前よりも内容が豊富になり、読んで楽しく思うようになった」(東京・男性・31) 「最近は見たいと思う記事が以前より増えた」(京都・女性・19) 「同胞生活に密着した記事が多くなったので喜んで愛読している」(東京・女性・65) 「母校や地元の記事、トンムの記事を探すのが楽しみ」(福井・女性・23) 「各地の同胞が頑張っているのを見て力を得ている」(福岡・女性・30) 「日本学校卒業で朝鮮語を知らないため、日本語版を読むことで同胞社会の輪に入ることが出来る」(神奈川・男性・26)
同僚にも勧める 「分会での集まりで活用するようになった」(兵庫・女性・54) 「職場で読まずに捨てている同僚に『面白いし、役に立つよ』と言って勧めている」(山口・女性・26) 「リニューアルされてから隅から隅まで読むようになった。従業員の日本人も日本語版を読み、在日同胞や朝鮮半島情勢などについて理解を深めている」(兵庫・女性・44)
「良い記事は切り抜き、民団同胞や親友、南朝鮮からの往来者に見せている」(千葉・女性・52) 記事の内容も生活と密着しているとあって好評だ。 「祭礼の方法など生活と関連する記事は毎回、切り抜いている」(岐阜・男性・58) 「『健康ワンポイントレッスン』は切り取って冷蔵庫に貼り付けてレッスンしている」(和歌山・女性) 「ダイエット成功体験談は『うん、うん』とうなずきながら読んだ」(福島・女性・48) 「すこやか情報は生活に密着して情報が多いので役に立つ」(大阪・女性・30)。
プレゼントも人気 とりわけ「本のプレゼント」への応募は、6日付で86冊を超えた。 「三人の子供がウリハッキョに通っており、学費が大変。食事、電話、電気の節約など家では約束ごとをつくり節約に協力してもらっている」(「おいしいひと50円の新家庭料理」、和歌山・女性) 「民族学級の講師として、日本学校に通う同胞学生にハングルを教えているので、教材の助けにしたい」(「朝鮮の子どもの遊び博物館」、大阪・女性・42) また本ではないが、「あじの干物のプレゼント」について「こうした企画をどんどんして」(大阪・女性・29)との声もあった。 また、「職場や近所で、誰が当選したのか話題になっている」(大阪・女性・28)という。 リニューアルと同時に、今年4月まで8面で75回にわたって連載した「わがまち ウリトンネ」と、2月まで6面で55回にわたって掲載した「子どもと学ぶウリマル」、それに現在連載中の「子育てルンルン」について、「ぜひ本にして出版してほしい」との意見も多く寄せられた。
情勢の変化知りたい 「記者が意欲を持って頑張っていることが感じ取れる。だが、全般的には今ひとつ上手に活かしきれていないような気がする」(東京・男性・35) 「日本の新聞に目を通さなくてもわかるような生活情報ニュース記事があれば、もっと身近なものになると思う」(新潟・女性・54) 「日本の新聞より情報の速度は遅いが、情勢を正しく見ることが出来る。朝鮮半島情勢がどう変わっていっているのか、またそれが在日同胞社会にどのような影響をもたらすのかといった内容の記事をもっと反映してほしい」(東京・女性・21) 「地方の記事が、総聯や学校などを通じて新報社に行くシステムを強化する必要がある」(兵庫・男性) |