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七日午前現在、人命被害なし/鳥取西部地震で総聯本部

 6日午後1時頃、中国地方を中心に強い地震があった。鳥取県境港市で震度六強、同西伯町で震度6弱、また岡山県北部や香川県東部で震度五強を観測した。

  この「鳥取県西部地震」によって交通や通信が一時麻痺し、数百棟の家屋が損壊したものの7日午前現在、人命被害はない。

  総聯鳥取県本部によると7日午前現在、同胞の被害は、米子市内の同胞家屋の屋根瓦が崩れ、その下敷きになった自家用車が使えなくなったという1件のみ。同県内には約1500人の同胞が居住。ほとんどが米子市内で、境港市には約180人が住んでいるという。

岐阜コリアンフェスタ 1500人で盛況

 「岐阜コリアンフェスタ2000 アンニョンハシムニカ! 21世紀」が1日、岐阜産業会館の大展示場で行われ、同胞と日本市民1500人で賑わった。

 同胞同士の親ぼく、朝・日友好を深める趣旨で行われたフェスタは、呉博俊実行委員会委員長(県商工会会長)の開会宣言でスタート。

 舞台では岐阜朝鮮初中級学校の生徒、東海・京都・兵庫朝鮮歌舞団、日本市民らによる芸術公演や、仮面ライダーショーが行われた。チョゴリ試着、キムチ実演、朝鮮将棋などの各種コーナーも好評だった。60歳以上の高齢者には、南北朝鮮の企業が共同製作したたばこ「ハンマウム」がプレゼントされた。

 最後に参加者は、「われらの願い」を合唱し、祖国の統一を熱く祈願した。

滋賀初中40周年同胞運動会に450人/卒業生ら企画

 滋賀朝鮮初中級学校創立40周年記念同胞運動会が1日、大津市内の皇子が丘グラウンドで開かれ、児童・生徒、教職員、父母、卒業生と同胞ら450余人が参加した。

 運動会では、児童・生徒らが出場する競技と、総聯支部や分会ごとに競う同胞向けの競技が行われた。中3卒業生と父母、祖父母と孫が共に出場する競技なども行われ、微笑ましい光景に観客は沸いた。フィナーレでは全校生徒が出場する農楽の舞が披露され、同胞たちも朝鮮民謡の調べに合わせて踊りの輪を広げた。

 この運動会は、20〜30代の卒業生ら15人による実行委員会が主催した。彼らはまだ「保護者世代」ではないが、40周年を機にこれからも愛する母校を守り、盛り上げて行こうという趣旨で企画し、準備を進めてきた結果、運動会には、普段総聯や朝青のイベントにはあまり顔を出さない卒業生らも訪れるなど大盛況だった。

労働党行事招請、和解目的と説明/朝鮮中央通信

 平壌5日発朝鮮中央通信は、朝鮮政府・政党・団体合同会議が、朝鮮労働党祝賀行事に南朝鮮の政党、団体、個別人士を招待したことに関して、論評を発表した。

  論評は、南側の代表を招請したのは、「共同宣言の精神に従って好転している南北関係を和解、協力、統一志向的な方向で力強く推し進めるため」と指摘。「時期尚早」、「政治性」、「統一戦線戦略」など南の一部の反対意見に対しても、済州道で行われた第3回南北閣僚会談の際に、北側の代表が道民の祝祭に参加したことなどを挙げ、「同族の祝日に同族が来て一緒に楽しもうということで、ほかの意図はない」と述べ、「せっかくのチャンスを逃すべきではない」と強調した。

  書簡を送った対象は、大統領秘書室などの30団体。

南からの支援食糧 第1便が到着

 南が北に支援するトウモロコシ約2万2000トンを積んだ船が5日、朝鮮西海岸の南浦港に到着した。南が今回、初めて借款形式で50万トン供与することに決めた支援の第1便で、第2便は、タイで購入したコメ1万トンが約10日後に到着する見通し。

 南はこのほかにも国連・世界食糧計画(WFP)を通じて10万トンのトウモロコシを無償支援することになっている。

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