あの時、このひと言


 「世界中が注目する五輪の開会式で南北の選手が共同で入場し、閉会式の時にも『統一旗』を掲げたことで、南北共同宣言の基本精神を発揮できたと言える。まさに共同宣言の結実として今回、南北選手団は民族愛、同胞愛を深めることができたと思う。血は水より濃いし、同じ言葉を使う私たちが心を通わせるのは難しいことではない。民族自主の立場で民族共同の利益を最優先させれば、われわれは統一へ向かう大河の流れの中でいくらでも大きな仕事ができる」(シドニー五輪北側選手団のユン・ソンボム団長)

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 「平和を象徴するオリンピックの開会式で南北は共同で入場し、分裂を終わらせ1つにならなくてはいけないという思いを示した。女子アーチェリーで南北の選手がベスト四までを独占したことは、永遠に記憶されるだろう。当面は、来年大阪で開かれる東アジア大会、2002年のアジア大会で力を合わせ、政府間が開いた平和への道にわれわれも続かなくては。選手村や競技場で南北の選手が交流する姿を見ながら、統一をしなくてはならないし、されなければならないと切実に感じた」(同南側選手団のリ・サンチョル団長)

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