平壌市に「在日同胞墓地」

誰もが利用可能

生活相談綜合センターで受け付け


 肉親の遺骨を朝鮮民主主義人民共和国に安置したいという在日同胞の要望によって、このほど平壌市力浦区域に建立された「在日同胞墓地」を、誰もが利用できるようになった。これまでは個人的に墓を建てるなど、取り扱いも様々だったが、今後、希望する同胞に関しては地域の同胞生活相談綜合センターが直接担当することになり、現在、申請を受け付けている。

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 これまで朝鮮に遺骨を持っていくのはどうすればいいのか、墓を作るのは、チェサ(祭祀)はなど、個別的な問い合わせが支部などにあったが、今回、総聯と朝鮮側の担当局(海外同胞迎接局)との協議の末、こうした問題を一括して解決できるようになった。

 墓地は、希望する在日同胞であれば誰もが利用できる。また、個人はもちろん、夫婦、父子、兄弟間の家族の合同墓や、すでに朝鮮に安置されている家族の遺骨をともに安置することもできる。

 費用は、個人で20万円、夫婦で25万円、家族で30万円(祖国訪問費用は別)となっていて、そこには、管理費も含まれている。

 建立までの期間は、センター(設立されていない地域では本部、支部でも可)で申請書に記入した後、墓碑製作と祖国訪問の日程などを調節する準備期間を合わせて、約3ヵ月程度を見込んでいる。

 遺骨を持っていく際は、基本的に「万景峰92」号を利用し、元山での通関手続き、元山から平壌までの移動、墓地までの交通手段などの便宜がはかられる。

 そのほか、現地でチェサを行う際の準備は、希望にしたがって現地の担当者に頼むことができる。(この場合の費用は、別途負担)

 そのほか詳しいことは、地域の同胞生活相談綜合センターへ。

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