行ってみませんか

東京・葛飾柴又寅さん記念館

ロケ地背景に記念撮影


 九月に開催された「平壌国際映画祭」に招かれ、初めて朝鮮を訪問した山田洋次監督。その代表作が、言わずと知れた「男はつらいよ」である。名物主人公の寅さんを生んだ葛飾・柴又に3年前オープンした記念館が、先月30日にリニューアルされた。

 1歩足を踏み入れれば、映画さながら、笑いあり、涙ありの「寅さんワールド」が広がる。

 お馴染みのテーマソングをバックに帝釈天参道のミニチュア、寅さんの家族が暮らす「くるまや」のセット、商店街のジオラマなどを見て周れる。館内随所に設けられた映像コーナーでは、自由に好きな作品が鑑賞できる。マルチスクリーンコーナーでは、数ある定番シーンの1つ「寅さんの夢」を各作品からピックアップしたものや、妹さくらさんのナレーションによる「寅さんの故郷」、「寅さんの撮影現場」も上映している。人気が高いのは、4パターンのロケ地を背景にした記念撮影コーナー。

 資料展示コーナーには、山田監督直筆の脚本や、ひらがな、誤字だらけの乱筆で観客を笑わせた寅さんの「旅の便り」など、ゆかりのグッズが豊富に揃っている。

 ファンには必見のスポットだ。(賢)

◇              ◇

●アクセス/JR京成線柴又駅下車徒歩8分、JR常磐線・京成線金町駅下車小岩行バスに乗り、帝釈天前下車徒歩7分●開館時間/午前9時30分〜午後5時●入館料/一般500円、小・中学生300円、65歳以上400円(障害者手帳所有者は無料)、団体割引有●休館日/第4月曜日(第4月曜日が祝日の場合は翌日)、12月28〜31日

日本語版TOPページ

 

会談の関連記事