トンポのお店

定食屋 くいしん坊の店
(京都・左京区)

自信作の「鳥天」「豚天」


 京都・銀閣寺へ続く道沿いに、15年前にオープンした。元居酒屋店主の白淳鉉さん(47・写真)、道鉉さん(44)兄弟が店を切り盛りする。京大キャンパスに近いという場所柄、客の多くは学生だ。

 とにかく、定食メニューの豊富さと安さに圧倒される。ほとんどが6〜700円台で、しかもボリューム満点の盛り付け。「日替わりタイムサービス」の時間帯には、さらに100〜200円値引きする。「おいしいものを、学生さんの懐具合に見合った値段で食べてほしい」と、淳鉉さん。

 生肉にこだわり、冷凍物は使わない。一番人気の「とんかつ定食」(690円)は、サクッとした衣とジューシーな肉の食感が見事だ。

 店長おすすめは「鳥生姜焼定食」(750円)。豚の生姜焼はよく見かけるが、ここでは鶏肉を使う。「鳥天」と「豚天」も珍しい。とんかつ用の豚肉、ひと口サイズの細切の鶏肉を、天ぷらと同じ要領で、からっと揚げる。さっぱりとしている自家製辛子醤油は、淳鉉さんオリジナルの自信作だ。「『賄い』(店員の食事)から生まれた」(淳鉉さん)のが、今や欠かせない一品となった。

 土曜の昼時には、近くにある京都中高の生徒が連れ立って来店する。今後は「季節料理も充実させたい」と、淳鉉さんは意気盛んだ。 (根)

 おすすめメニュー 鳥生姜焼定食(750円)、豚天定食(690円)、ジャンボチキン天定食(800円)、特製ピビンパ(950円)

 月〜土曜日の午後6時〜7時半に「日替わりタイムサービス」実施。この記事の切り抜きか、掲載された新報を持参すれば、20%引き(11月末まで)。

 営業時間 午前11時45分〜午後2時、午後6時〜11時。水曜日定休。京都市左京区北白川久保田町60―19(рO75・712・0656)

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