あの時、このひと言
「現在、世界のテコンドー界は、われわれが所属する国際テコンドー連盟(ITF)と、南系の世界テコンドー連盟(WTF)に分かれている。さらに国際オリンピック委員会(IOC)がWTF側を正式種目として認定しているため、ITF加盟国・選手は五輪に出場できない。しかし、支流が集まり大河となるように、テコンドーも2つが合わさればその偉容は大きく豊かになるだろう。南北共同宣言発表後、統一機運が高まっている。連盟が1つになれば統一チームの構成も容易となり、民族の誇りと伝統を体現するテコンドーをより広く世界に普及できる。そのために積極的に努力したい」(10月22〜23日、東京で開かれた第1回アジアテコンドー選手権のため訪日した朝鮮テコンドー委員会のラ・ボンマン書記長)
◇ ◇ 「人種差別撤廃条約を批准したことで撤廃へ努力することを約束したはずの日本政府が何の努力もしていないのが何よりの問題」「差別の根絶は困難だが、被害者を守るためには法や制度が必要。国がいけないと定めることによって社会的な意識改革も促せる」(日本各地で増える「外国人お断り」問題に取り組むNGO、一緒企画のT・ラズロ代表) |