あの時、このひと言


 「『偶像』と『神話』によって人間の意識をまひさせ、人間の個の存在さえも無視する社会に警鐘を鳴らすため、真実を共に分かち合うため記者の道を選んだ」「(オルブライト米国務長官の訪朝は)北を軍事力で抹殺しようとした米国の戦争戦略が破たんしたことを意味する」「日本は全体的に右傾化の傾向にある。とくに、知識人は『物を考える』ことを放棄したかのようだ。それは朝鮮問題に顕著に表れている。…南北が共助体制を取り、朝・日国交正常化交渉において日本に圧力をかけていくのが望ましい」(訪日した元ジャーナリスト、漢陽大学の李泳禧名誉教授)

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 「ずっと日本の学校に通っていたが、友達に自分が朝鮮人だと明かす時の何とも言えない気持ちは忘れられない。通名で生活していたにもかかわらず、実家では、日本人とは絶対に結婚してはいけないと言われていた。息が詰まりそうだった。そんな時に出会った朝鮮学校出身の主人は、すべてが自然体だった。朝鮮人として学び、生活する朝鮮学校は、子供たちにとって最も自然な環境だと思う」(北大阪朝鮮初中級学校に子供を通わせる大阪・東淀川区の李千矢子さん=35)

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