同胞の店
生花「紅 沙 花」
(札幌市白石区)
和洋折衷のアレンジ
開店祝い、法要など応相談
色とりどりの花が所狭しと並んでいる花屋、「紅莎花(くさばな)」を営む黄京淳さん(47)。 週に1、2回自ら市場に足を運ぶ。「季節の花や珍しいものを直感で選ぶ」。時には業者にも名前がわからないという花を仕入れることも。 「花を贈りたい」という注文を受けると、その時のひらめきで一気に仕上げる。小さなブーケから開店祝いや葬儀などに使うスタンドまで、花に関するものなら何でもそろう店内には、池坊、草月と並ぶいけばなの日本3大流派、小原流の看板が飾られている。 黄さんが小原流の先生(講師)の資格を取ったのは今から17年前の1983年。 その後も「もっと世界を広げたい」と、フラワーアレンジメントを10年前から始め、ラッピングコーディネーターの資格を取るなど、裾野を広げてきた。 トンポからの注文も多い。開店祝いや誕生日、法要用などが主だ。年に5、6回は地区や企業が主催する講習会に呼ばれる。 欧米で学び、いつか統一したウリナラで花を通じた交流がしたい、と夢を語る黄さん。店の一角で始めた喫茶も黄さんの人柄に引かれるお客さんが引きも切らず、今では本業の花屋をしのぐほどの人気だ。 「やっと自分のものになってきた花をこれからもどんどん追求していきたい」(花)。 「シンボ見た」で、この記事の掲載日から1ヵ月間来店時にコーヒー一杯サービス 料金 フラワーアレンジメント3000円〜(電話注文可。予算に合わせて相談) 営業時間 午前9時30分〜午後6時、日休。北海道札幌市白石区南郷7丁目北5―1(рO11・861・9387) |