新潟初中の「派遣」授業

日本の小学校で「朝鮮の歴史」


 10月21日、互いの文化祭に招待しあうなど、6年前から新潟初中と定期的な交流を続けている市立桃山小学校の要請により、新潟初中の教員が同校で朝鮮の歴史について授業を行った。

 同校では総合学習の一環として、年間を通し地域に密着した内容で生徒たちに様々な体験をさせる学習を行っている。地元朝鮮学校との交流を機に今年のテーマを「朝鮮」とし、まずはその国の歴史から学びたいと同校が申し出て、今回の実現となった。

 当日、授業は@朝・日が親しい関係にあった時代―渡来人、朝鮮通信史A遠い関係にあった時代―豊臣秀吉の朝鮮侵略、植民地時代B共生共存の時代―21世紀――という内容で行われた。

 同校生徒らは、「日本が朝鮮人に与えた苦痛を真剣に考えるようになった」、「21世紀はこのような出来事が絶対に起きないようにしたい」と感想を述べた。

 授業を行った新潟初中の安正順教務主任(50)は、「歴史認識が薄れていくなかで、正しい歴史を知ることは日本学校の生徒たちにとっても大事なこと」と語った。【新潟初中】

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