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在日朝鮮人東西対抗柔道
第11回在日本朝鮮人東西対抗柔道選手権大会が19日、東大阪市の大阪朝鮮文化会館で行われ、北海道、東京、大阪、京都、岐阜から約100人の一般選手と在日同胞生徒・学生が参加した。 同大会は、全国の同胞柔道愛好家が東西に分かれて対戦する東西対抗戦と個人戦で、日頃の練習成果を競い合うもの。 各15人ずつが出場した東西対抗戦では、序盤優勢だった西軍に中盤で東軍の李龍成選手(朝大1年)が7人抜きし競り合ったが、西軍大将の孫光成選手(37、京都)が優勢で勝ち、西軍の勝利に終わった。これで通算成績は、西軍の7勝3敗1引き分けとなった。 続いて中級部、高級部、一般の各部門別個人戦が行われた。 大会では孫光成選手が最優秀選手、成耆允選手(大阪朝高3年)が優秀選手にそれぞれ選ばれた。 京都朝鮮中高級学校の学園祭が23日、同校で行われた。学園祭が開催されるのは同校では初めてのことで、生徒たち自らが準備を進めてきた。 学園祭は、チマ・チョゴリのファッションショーでスタート。ウェディング・チョゴリなど、ルームメイトの華やかな姿に、会場からは歓声と声援が飛んだ。また教室には、朝鮮の統一問題や歴史、民族教育など各テーマ別の展示室や、チョゴリ試着コーナーが設けられ、運動場には朝鮮料理の売店が並び、売店前のスペースでは中級部生徒らが農楽を披露し、雰囲気を盛り上げた。午後には芸術公演も行われた。 学校側では多くの同胞児童、生徒が日本学校に在籍する実情から、学園祭に日校在学生を招待することを決め、高級部生徒が個別訪問を行ってきた。結果、日校生をはじめ平素から交流している京都市立嘉楽中学校の教員、生徒らも訪れた。 歴史コーナーで解説をしていた鄭仁哲くん(高1)は「豊臣秀吉の朝鮮侵略について質問を受けた。日本の人が関心を持ってくれたのは嬉しいこと」と語り、2人の友人を連れてきた日校生の権優順さん(高3)は、「朝鮮学校の存在すら知らない日校生が多いのは残念。もっとたくさんの仲間が訪れる機会を作って」と期待を寄せていた。 全国選抜出場へ/大阪朝高ボクシング部の趙顕焙選手 第8回近畿高校ボクシング新人大会(17〜18日、和歌山県立体育館)のライトウェルター(63・5`)級で、大阪朝高ボクシング部の趙顕焙選手(2年)が優勝し、来年3月に山形県新庄市で開かれる全国高校ボクシング選抜大会の出場権を手にした。同校選手が春の選抜大会に出場するのは4年連続4回目。これまで出場した3回のうち2回は優勝者を出している。 近畿6府県の地方予選で優勝した7階級の代表選手28人が出場した同大会に、大阪朝高からは9月の大阪府秋季大会で優勝した4人が、神戸朝高からも兵庫県の新人戦で優勝した1人が出場した(すべて2年)。趙選手以外では、フェザー(57キロ)級で大阪朝高の金永明、ウェルター(67キロ)級で宋世訓の両選手がそれぞれ準優勝、またバンタム(54キロ)級で禹泰秀選手、ライトフライ(48キロ)級で神戸朝高の諸一宇選手が3位となった。 電力網現代化で合意/スイス・スウェーデン企業と 朝鮮金属機械工業省・電気石炭工業省とスイス―スウェーデンABBグループが、電気機械・設備の生産と電力網系統の現代化で協力することで合意し、24日、平壌で合意書に調印した。調印式には金属機械工業省の金英男次官、電気石炭工業省の呉光洪次官、ABBグループのヨラン・リンダル委員長兼総社長が参加し、合意書にサインした。 リンダル総社長は同日の記者会見で、「(朝鮮各地を参観して)人々の教育レベルの高さと、経済的潜在力を感じた。朝鮮の将来について楽観している」などと述べた。 (朝鮮通信) 日本政府は謝罪を/在独同胞団体、日本大使館前でデモ 「在独韓国女性の集い」のハン・ジョンロ・「挺身隊問題解決のための国際連帯小委員会」代表は演説で、日本政府に公式謝罪と賠償、責任者処罰、教科書への事実の記述、犠牲者を追悼する博物館の建設――などを要求する声明を発表した。「在独韓国女性の集い」では、4人の代表を、東京の女性法廷に派遣する予定だ。 |