難病の子ども知って
シリーズ本刊行
好評のうちに30万部を突破した「障害を知る本」(全11巻)の姉妹篇「難病の子どもを知る本」が刊行されている。
治療が困難で、長期にわたる療養を必要とする子供たちの病気に関する正しい認識を進めるために企画されたもの。これまで第1巻「白血病」、第2巻「心臓病」、第3巻「腎臓病」が出ている。 小学校高学年からを読者対象に設定しているだけに、病気の原因や症状、治療についてわかりやすく解説している。しかも図解入りだ。難病の子供たちの生活や勉強、周りの友達や先生に知ってほしいこと、親の会やボランティア活動なども紹介している。 例えば、第1巻「白血病の子どもたち」では、小学校2年の時に発病した少女を冒頭で紹介。六年生になって元気になった姿は感動を誘う。 また、白血病、その種類と原因、治療方法などが図入りでわかりやすく解説されており、骨髄バンクについての解説、「がんの子供を守る会」の紹介なども巻末に掲載。 今後、小児糖尿病、ぜんそく・アトピー、ホルモンと代謝の病気、神経難病などに関して随時刊行される予定。 各1800円、発行=大月書店(рO3・3813・4651)。 |