あの時、このひと言


 「今回、ソウルで公演するのは1世でなく、3、4世が中心だ。総聯がもっとも力を注いできた民族教育の場で育った人材だ。ウリマル(母国語)で公演を進行し、民族楽器を奏で、民族舞踊を踊る姿は、統一実現のために異国の地でがんばってきた在日同胞の生き様をストレートに伝えることだろう」(15〜18日、初のソウル公演を行う金剛山歌劇団の李庄俊団長。11月28日の記者会見で)

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 「なんとかなるかと思って始めた裁判だったが、血も涙もない判決だった」(在日同胞の元「従軍慰安婦」、宋神道さん=78。11月30日、東京高裁は宋さんが日本政府の謝罪と損害賠償を求めた訴訟で控訴棄却の判決)

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 「南では、現在まで192人の(元「従軍慰安婦」の)ハルモニたちが『日本軍に連行された』と証言した。しかし、すでに50人がこの世を去った。彼女たちは息を引き取る前にこう言った。『このままでは死に切れない…』と。自ら命を絶った被害者もいる」(8〜12日、東京で行われる「女性国際戦犯法廷」の国際実行委員会代表を務める尹貞玉・韓国挺身隊問題対策協議会共同代表)

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