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洪昌守、初防衛戦制す
WBC世界スーパーフライ級タイトル戦/3―0判定勝ち

 WBC世界スーパーフライ級チャンピオンの洪昌守(リングネーム徳山昌守、金沢ジム、26)が12日、大阪の舞洲アリーナで行われたタイトル戦を制し、初防衛に成功した(写真)。挑戦者は、同級第5位の名護明彦(白井・具志堅ジム、24)。3―0(117―109、118―108、117―109)と大差をつけての判定勝ちだった。

 洪は終始試合の主導権を握り、3ラウンドに左フックでダウンを奪うなど、つねに攻撃をしかけた。6ラウンドには、本人が記憶がとんだというほどの強烈な左フックを受けてダウンしたが、最後までペースが乱れることはなかった。長いリーチを生かして自分の間合いを保ちながら、左ジャブと右ストレートのコンビネーションで攻め続けた。

 会場には、8月に王座を奪取したタイトル戦の時と同様、大阪、東京などから多くの同胞らが駆けつけ洪に熱い声援を送った。洪は、「同胞たちの応援があるから勝利できた。今後もまい進していく」と語った。

朝英が国交樹立/ロンドンで公式会談

 朝鮮とイギリスが国交を樹立した。7〜12日、ロンドンで行われた公式会談の結果、外交関係の即時設定で合意したもの。

 会談で双方は、条件が整い次第、双方の首都に常駐する大使級外交代表部を交換することで合意し、それまでは、非常駐臨時代理大使を任命することにした。また、外交関係設定が両国間の関係をより効果的に発展させ、相互が関心を持ち、憂慮する諸問題に関する討議を深めるうえで有利な条件を整えることになるということについて見解を共にした。

 会談は、外交関係設定と関連した朝鮮の白南淳外相の提起と、これに肯定的に呼応する準備ができているとした英国のクック外相の10月19日付発表によって実現した。

民主党代表団が訪朝/KEDO代表団も

 伊藤英成・衆院議員を団長とする日本の民主党代表団が9〜12日、朝鮮を訪問した。伊藤議員は党の国際交流委員会朝鮮半島小委員会委員長。代表団は、訪朝期間中、万寿台議事堂、平壌地下鉄、板門店などを参観した。

 12日、空港で朝鮮労働党の宋浩京副部長が代表団一行を見送った。

 一方、朝鮮と朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)間の高位級専門家協議に参加するため、9日から訪朝していたKEDO代表団が12日、空路平壌を発った。
(以上朝鮮通信)

55周年を盛大に祝う/在日本朝鮮留学生同盟

 在日本朝鮮留学生同盟(留学同)結成55周年記念パーティーが10日、東京・立川市内のホテルで催され、留学同に加盟する同胞学生ら240余人が参加した(写真)。

 パーティーではまず、1945年9月の結成以来、日本の大学、専門学校に通う同胞学生が集う青年団体として活動してきた留学同の歩みをつづったビデオが上映された。続いて、結成55周年を祝して金日成社会主義青年同盟から贈られた祝旗が、総聯中央の呉亨鎮副議長から留学同中央の金勲委員長に手渡された。全国から集まった参加者は祝杯を交わしながら会食し、歌やゲームを楽しんだ。

学科別研究討論会/朝大生と各地の同胞学生

 在日朝鮮学生第45回学科別研究討論会が9〜10日、東京・小平市の朝鮮大学校で開かれ、日本の大学に通う同胞学生と朝大生1300余人が参加した。同討論会は日頃の学習成果を競い合い、全国の同胞学生と朝大生が寝食を共にした交流で同胞青年同士のきずなを深める年に一度の大イベント。

 今回のテーマは「祖国統一」。初日に統一朝鮮の未来像を考えるシンポジウム、文化公演などが催され、分科別研究討論会では、前回の約2倍に及ぶ199九編の応募論文中、予選を通過した148編が20の分科別に発表された。統一問題、豊かな同胞社会の形成に関する論文が多かったのが特徴だ。2日目には雄弁大会、朝大生を中心に今年結成された学生団体「統一問題研究会」主催のシンポ、日本軍性奴隷制を裁く模擬法廷などが行われ、学生たちは交流を深めていた。

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