早急な国交正常化を
福岡で日本市民ら集会
「今こそコリアンとの友好を! 日朝国交正常化を求める福岡の集い」が2日、福岡市民会館で開かれ、日本市民、同胞ら200余人が参加した。超党派の各界日本人士を呼びかけ人とする実行委員会が主催し、総聯福岡県本部が協賛。参加者は、日本政府に対して@国交正常化の早期実現A北東アジアの平和と緊張緩和の確立――を求める要請文を採択した。
呼びかけ人を代表して僧侶の久保山教善氏が、日朝関係改善の必要性と集いの目的について説明した後、総聯本部の鄭泰文委員長があいさつ。日本政府が過去の犯罪に対する謝罪と補償を優先させれば国交正常化は難しくないと述べた。 続いて「南北首脳会談の歴史的意義と日本の進路」をテーマに基調講演をした北九州大学の前田康博教授も、日本政府の基本的な立場が明確ではないと指摘した。 |