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東京朝鮮第9初級で土地購入祝賀会

 東京朝鮮第9初級学校(東京都杉並区、金秀彦校長、児童数106人)の土地購入祝賀会とタイムカプセル埋蔵式が16日、同校で行われ、全児童と教職員、保護者ら200余人が参加した。

 同校の土地は、1946年の創立以来借地のままであったが、同校学区の総聯4支部(中杉、新宿、練馬、西東京・東部)の商工人や保護者が中心となり、民族教育を発展させるための地盤をしっかり築こうと、2年半前から土地購入運動を始めた。その結果、目標を超過する募金が集まり、11月24日に地主との正式な買入契約が済んだ。それを記念して行われた今回の祝賀会では、総聯東京都本部の金守埴委員長のあいさつに続き、運動の経過報告や児童による小公演、食事会が開かれた。

 祝賀会に先立ち行われたタイムカプセル埋蔵式では、全児童が書いた作文や、今回の土地購入までの経緯、同校の歴史をまとめた資料などを詰めたカプセルが運動場に埋められた。カプセルは20年後の2020年に開封される予定。

朝大にナイター設備/北海道同胞ら寄贈

 朝鮮大学校(東京・小平市)サッカー部の発展を願い、北海道の同胞らが寄贈したナイター設備の竣工式が16日、同大で行われ、南時雨学長、在日本朝鮮人サッカー協会の金清会長、在日本朝鮮人北海道体育協会の金明奎会長、北海道をはじめ各地から訪れた同胞父母、サッカー部部員ら130余人が参加した。

 サッカー部が練習に使っている第1運動場に設置されたナイター設備は照明塔8本で、総予算は約2000万円。同大サッカー部が8月、北海道に遠征した際、ナイター設備が無いため冬の夕方には薄暗い中で練習していると聞いた同胞ら27人が寄贈した。これで夜間の練習、試合も可能になる。

 南学長は竣工式のあいさつで、「北海道同胞の熱意はわが校に対する愛情とサッカー部に対する期待の象徴だ」と謝意を表した。また、金明奎会長は、「初・中・高生が朝大サッカー部入部を栄誉と思うくらいの実力をつけてくれるよう期待したい」と語った。

 竣工式に先立ち、現部員の父母らによる朝大サッカー部後援会が結成され、会長に金明奎会長が選ばれた。

日本共産党幹部と歓談/総聯第1、責任副議長

 総聯中央の徐萬述第1副議長と許宗萬責任副議長が19日、日本共産党の招待により、東京・新宿区内のホテルで同党幹部らと会食、歓談した。総聯側からは第1副議長、責任副議長と共に南昇祐副議長、李沂碩総合企画室長、梁寿正国際統一局長が同行し、日本共産党側からは先日の第22回党大会で新たに選出された不破哲三議長、志位和夫委員長、市田忠義書記局長、緒方靖夫、西口光の両国際局長、森原公敏国際局次長らが参加した。

 不破議長と志位委員長は、第22回党大会に総聯代表が来ひんとして参加したことに謝意を表し、今後、両組織間の親善交流を発展させ、日本が過去をきちんと清算して1日も早く日朝両国間の国交正常化を実現すべきだと述べた。

 徐第1副議長と許責任副議長は、総聯と日本共産党との友好関係を発展させていくことについて語った。

性奴隷犯罪の責任果たせ/労働新聞

 労働新聞19日付は、署名入りの記事を掲載し、8〜12日まで東京で開かれた「日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷」で日本国家に有罪の判決が下されたことに触れ、「日本は組織的な性犯罪の責任から逃れられない」と非難した。

 筆者は、これまで日本は「従軍慰安婦」問題に対する政府や軍部の関与を否定してきたにもかかわらず、制度の起案者、組織者、実行者が日本政府と軍部であることを証明する資料が日本や世界各国から発見されていると指摘。さらに、「日本が性奴隷犯罪を含む過去の罪悪について誠実に謝罪、補償しなければ、国際社会でさらに孤立し、排撃にさらされる」と警告した。(朝鮮通信)

中国副主席と会見/朝鮮労働党代表団

  中国共産党政治局常務委員会委員の胡錦涛・中国副主席は18日、北京の人民大会堂で、金養健部長を団長とする朝鮮労働党国際部代表団と会見した。

  胡副主席は、金正日総書記と江沢民国家主席が今年、双方の大使館を訪問したことなどに触れ、両国の最高指導者は中朝の友好関係の発展を重んじていると述べた。(以上朝鮮通信)

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