住民自ら取り組む
平壌の国土管理事業
【平壌発=文光善、姜イルク記者】
近年、自然災害防止と農業発展、環境保護のために国土管理に力を入れている朝鮮では、毎年11月を全国的な国土管理月間に定めている。老若男女を問わず、すべての人々が植樹、橋や道路の建設・補修、河川整備などに精を出した。
平壌市では11月1〜20日の間だけでも66万人の勤労者と学生が動員され、大々的な国土管理事業が繰り広げられた。約1350ヘクタールにわたり1022万本の植樹を行い、66・4キロにおよぶ堤防を補修した。 同市三石区域の住民、約2500人は、大同江に流れ込む支流の水路工事に五日間にわたって取り組み、水の流れの悪かった700メートル区間を整備し、樹木も植えた。三石区域国土管理委員会のリ・ウンチョル副委員長(37)は、「人々は国の資源を自分のもののように大切に思い、日曜日にも進んで国土管理事業の工事に参加する。工事が終わっても不具合があれば、自ら直しに行く。国土管理事業は、自国の大地への愛を育む過程でもあると言えよう」と語る。 |