自らが切り開く新世紀
京都コリアン青年学生21世紀宣言を発表
12月31日の11時半から始まった京都「ワンコリアカウントダウン21」のメイン式典では、20世紀の朝鮮民族の歴史がビデオ映像とともに流された。祖国の分断、同族同士のたたかいを強いられた朝鮮戦争、同胞社会の分断、生活と権利獲得のための様々な活動…、そして祖国の統一を自主的に遂げていくことを決めた6・15共同宣言に署名した南北の首脳が映しだされるや、会場には大きな拍手が巻き起こった。
続けて白頭山、ハンラ山、ピョンヤン、ソウルなど南北の各地から集めた土と水を16人の舞踊家たちが1つの器に注ぎ、舞台中央に設置した祭壇に供え、祖国統一と同胞社会のために尽力し、亡くなったすべての先輩たちに送る追悼の辞が述べられた。 「世紀と世紀が交差するこの時、あなた方の子であり孫である私たちは力強く前進する決意です。先輩たち、音が聞こえますか。統一列車の偉大な汽笛が鳴り響いています」 追悼の辞を読むソン・チャンオ韓青伏見支部委員長の声が会場に響きわたり、スクリーンには統一列車をのせる線路が映し出され、クライマックスのカウントダウンが始まった。ヨル(10)、アホプ(9)、ヨドル(8)…。「統一列車はきょうから出発する!」。21世紀の幕開けが宣言された。 農楽隊の軽快なリズムが響きわたるや、会場は一体となり、列を連ね統一列車を描いた。至るところで喜びの舞が舞われた。 最後に舞台にはイベントを主催した5団体のメンバーが一斉に集まりイベントのテーマ曲「白頭大幹」を合唱。 5団体の代表が「京都コリアン青年学生21世紀宣言」を読み上げ、今後も祖国統一、同胞社会の分断の解消、在日同胞の民族意識と自主精神育成のため、手を取り合っていくことを参加者たちの前で宣言、約束するや、総立ちで舞台を見守っていた観衆たちは、拍手と声援で宣言を歓迎した。 京都の青年たちは新しい時代の幕開けを、自らの手で切り開いた。 ※京都コリアン青年学生21世紀宣言の全文は以下のとおり ◇ ◇ この日がついにやってきた!私たちが何のわだかまりもなく、ひとつとなった日が! 21世紀は私たちにとって輝かしき統一と民族の繁栄、そして世界平和の世紀となることが約束されたのです! しかしその約束は私たちの不断の努力なしには決して果されることはありません。答はすべて私たちの手の中にあります。どれほど困難な状況におかれようとも、それを乗り越える道は統一にしかないことを確信するからこそ、私たちは以下の事を全てにかけて厳粛に宣言します。
以上の目的を達成するために私たちは近く京都コリアン青年学生協議会(仮)を結成し、京都における在日同胞の求心力となり、統一時代の先駆者となることを宣言します! ここに集まられた皆さん、そして全ての同胞の皆さん!どうかこの歴史的宣言の証人となり、この宣言に嘘偽りのないよう私たちを律する鏡となって下さい!そして私たちとともにこの統一と民族の発展の道を力強く歩んでいきましょう! 民族大団結万歳! 祖国統一万歳! そして全ての人々の平和な21世紀に万歳!
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