センサー/オートオークションが活況
中古車をセリにかけるオートオークション市場が活況を呈している。住友銀行によると、日本でオートオークションが始まったのは1970年頃。当時の出品台数は1回300台程度だったが、現在では、5000台にも達する会場も現れている。
方法も、かつては現物をながめながら行ったのが、近年は隣接の駐車場であらかじめ現物を検分し、オークションは画像を見ながら行う方式が主流だ。
中古車小売市場は頭打ちだが、そのなかでオートオークションが占める比率は伸びている。99年には500万台と、中古車登録総数の6割を占めたと言われる。
同行は拡大の要因として、(1)値決めに納得感がある (2)車の信頼性を主催者が保証 (3)成約率が5割に達し資金回収も円滑――を挙げている。また、テレビやネットでのオークションも普及しつつあり、今後も拡大が見込まれるとしている。