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サハリン同胞、故郷へ/最大規模の800余人
平壌サーカス団、モンテカルロ国際フェスティバルで金賞
「空中鉄棒飛行」に
文芸同東海支部40周年記念公演、花ひらけ民族の心
1300人が観覧
平壌3日発朝鮮中央通信によると、平和自動車総合工場着工式が3日に行われ、世界平和連合の朴普煕共同議長一行、朝鮮アジア太平洋平和委員会の金容淳委員長ら関係者が参加した。
式は「朝鮮は1つだ」の奏楽ではじまり、自動車工場に関する解説などがあった。金委員長、朴共同議長が工場着工を宣布し、テープカットを行った。
祖国統一汎民族連合(汎民連)南側本部常任副議長の故金良茂氏の告別式が1月31日、平壌で行われた。
追悼の辞を述べた汎民連北側本部の安京浩副議長は、「金先生の他界は同胞の祖国統一運動にとって大きな損失になる」と述べながら、昨年行われた汎民族大会の南側推進本部長を務めるなど、統一に寄与した金氏の功績を称えた。
同日、汎民連北側本部、南側本部、海外本部は共同糾弾書を発表し、癌治療のため訪北を希望した金氏を最後まで承認しなかった南朝鮮当局の責任を厳しく追及した。(朝鮮通信)
「不適格」候補47人を追加発表
総選挙に向け、「不適格」な立候補予定者をあぶり出す「落選運動」を進めている南朝鮮の「2000年総選挙市民連帯」が2日、ソウル市内で、現職国会議員6人を含む47人の名簿を、腐敗や選挙違反などの理由から不適格者として公開した。名簿には李鍾賛・元国家情報院長、許文道・元統一院長官や鄭鎬溶・元国防相ら閣僚経験者が多数含まれている。先月下旬にも66人の名簿を公開した「市民連帯」は、今回で名簿公開を打ち切り、不適格者が公認された場合、一般市民に投票しないように呼びかけたり、選挙法の改正運動を進めていく。
駐南フィリピン大使、「 年内に朝鮮と国交を」
ハラサ駐南朝鮮フィリピン大使は2日、南の通信社のインタビューに答え、「朝鮮と国交を樹立するための交渉を早く終え、年内にも国交樹立が実現することを希望する」「近々、オプレ上院議長の訪朝日程に関する発表があるだろう」と述べた。
サハリン同胞、故郷へ/最大規模の800余人
解放前、日本の強制連行などによりサハリンへ渡り、解放後も残留していた同胞800余人が、永住のため順次南朝鮮に帰還することになり、2日、第1陣の120人がチャーター便で空路サハリンを出発した。
今回の帰還は、日本政府が戦後処理の一環として27億円を拠出し、京畿道安山市に建設していた専用アパート8棟が完成したのを受けたもの。1990年の南と旧ソ連の国交樹立以降、約600人のサハリン残留同胞が南朝鮮に永住帰還したが、今回は、818人が3月22日まで8回に分かれて帰還する予定で、これまでで最大規模となる。
平壌サーカス団、モンテカルロ国際フェスティバルで金賞
「空中鉄棒飛行」に
モンテカルロ国際サーカスフェスティバル(1月20〜23日、モナコ・モンテカルロサーカス劇場)で、平壌サーカス団の「空中鉄棒飛行」が最高賞の金賞に輝いた。
同フェスティバルには朝鮮をはじめ中国、ロシア、フランス、イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、カナダ、米国など14ヵ国のサーカス団が出演。平壌サーカス団は20日と22日の2回、公演を行った。「空中鉄棒飛行」でリ・ハクソンが後方1回転3回ひねり、キル・ウンヘが連続2回前方3回転などの高難度の技を華麗に決めると、審査委員長のモナコ国王をはじめとした観客らからは大きな拍手が寄せられた。
25日、モナコ王子と王女、政府要人らの参加のもと表彰式が行われ、審査委員会副委員長の王女から賞が贈られた。
文芸同東海支部40周年記念公演、花ひらけ民族の心
1300人が観覧
文芸同東海支部結成40周年記念公演「花ひらけ民族の心」が1月30日、愛知県勤労会館で行われ、同胞と日本市民1300人が観覧した。
2部構成で行われた公演では、群舞「春の花」(文芸同支部舞踊部)、詩と幻灯「子供たちよ、これがウリハッキョだ」(宋栄子)、女性重唱「かばんの中に」(女性同盟東春支部)、歌と舞踊「たのしいウリハッキョ」(愛知朝鮮第1,2,3初級学校)などの演目が披露された。とくに今年4月に「名古屋朝鮮初級学校」として再出発することになった、愛知第1,2,3初級の児童たちの公演は、民族教育を最後まで守っていこうという強いメッセージを観衆に伝えていた。