「花ひらけ,民族の心」
文芸同東海支部結成 40周年記念公演


 1月30日に開かれた文芸同東海支部の結成40周年記念公演「花ひらけ民族の心」。名古屋市の愛知勤労会館で行われ、昨年9月頃から地道に練習を積み重ねてきた180余人のメンバーらが出演した。

 愛知県、岐阜県などの地域の同胞と日本人ら1300余人が観覧した公演は2部に分かれ、同胞たちの好みにあった15の演目が披露された。

 公演終了後、出演者たちは「同胞社会で民族性が稀薄化していくなかで、民族性を守っていく上でもこのようなイベントはよい契機となる」(崔一成さん、南支部)、「日本に来て初めて同胞たちの芸術公演に参加しながら、生徒を初めとした出演者たちの水準の高さに驚いた」(林純晶さん・朝鮮族出身、中川支部)と感想を述べていた。

 また観客たちも「生徒、オモニたちの家族的な雰囲気と民族打楽器の演奏が印象的だった」(金康栄さん、東春商工会理事長)、「オモニたちの姿を見て、子供たちももっと頑張ってほしいと感じた」(李景子さん、東海支部)と述べていた。

 文芸同東海支部・李文良委員長は、「これからも同胞たちの指向にあった多様な創作、公演活動を行い、将来的には楽団、合唱団、プロダクションなどを結成させ、対外的な文化交流、連帯活動を繰り広げていきたい」と抱負を語っていた。