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朝鮮、香港総領事館開設へ
強制連行/岡山で「県知事引継書」公開
45年人口数、「計画輸送」明らかに
在日本朝鮮サッカー協会は1月28日、東京・台東区の朝鮮商工会館で常任理事会を開き、在日朝鮮蹴球団の再編成と、サッカー協会の機能、役割の強化について決定した。
蹴球団は今後、非常設のチームとして、地方蹴球団、朝鮮大学校サッカー部を中心に、日本の大学やプロリーグで活躍する優秀な同胞選手をスカウトし、メンバーとして登録。朝・日親善試合、朝鮮および海外への遠征などを行っていくことになる。現在、千葉市に合宿・練習場を建設中だ。
一方、サッカー協会は今後、総聯の総合的サッカー基地・指導機関として朝鮮各級学校サッカー部の強化発展、蹴球団のサポート、一般の同胞サッカークラブ、同胞愛好家の技術向上に寄与する活動を精力的に行っていく。朝鮮国家代表や日本のプロチームへの選手の輩出、育成にも努める。
総聯中央の責任副議長、自民・森幹事長と談話
総聯中央の許宗萬責任副議長、南昇祐副議長が1月27日、東京・永田町の自民党本部を訪れ、森喜朗幹事長と談話を交わした。
責任副議長と森幹事長は日本政党代表団の訪朝以後、朝・日関係改善を促進する動きが活発になっていると指摘しながら、力を合わせて両国の関係を良い方向に持っていこうと話し合った。在日同胞の生活を守る問題や参政権問題についても意見を交わした。
一方、南昇祐副議長は1月31日に公明党本部を訪れ、鶴岡洋副代表、日本政党代表団団員として訪朝した久保哲司、福本潤一参院議員らと面談した。
全国高等学校ボクシング選抜大会の東京ブロック代表を選考する第1回ウインターカップが1月29、30日にかけ日野自動車健保プラザで行われ、東京朝高の尹文鉉選手(高1)が63.5キロ級で、趙營基選手(高1)が67キロ級でそれぞれ優勝した。両選手は3月27日から30日まで開かれる第11回全国高等学校ボクシング選抜大会(岐阜県)に出場する。
同カップに東京朝高からは7人が参加。63.5キロ級に出場した尹選手は初日、富久信介選手(麻布高校)と対戦。最初から試合を優勢に進め、1ラウンド1分30秒過ぎに連打を浴びせ、ダウンを奪った。
一方、シードの趙選手は東京朝高の愼泰和選手と決勝で対戦して判定勝ちした。
米は責任取るべき/軽水炉遅延で労働新聞
労働新聞7日付は、米の「ミサイル防衛システム」実験に関する朝鮮側の原則的な立場が発表されるや、元米国防総省次官補が朝鮮の「ミサイル開発」についてうんぬんし、議会を動員して「制裁」措置を取るとか、すでに提供した「燃料費用の支払い」を求めるなどと騒いでいることについて、次のように論評した。
原子力開発凍結措置により、朝鮮の電力事情は大変緊張している。それに伴う経済的損失は、米国が提供した重油の費用とは比べ物にならない。2010年になっても完成する目途が立たない軽水炉建設に対し、相応の責任を取って補償すべき米国が「燃料費用の支払い」を要求するとは言語道断だ。われわれは、いつ履行されるかどうか分からない朝米基本合意文に縛られて、無為な時間をただ送るつもりはない。
朝鮮、香港総領事館開設へ
報道によると、朝鮮の香港総領事館が今月末にも開設される見通しだ。南の報道が同国政府関係者の話しとして報じた。総領事館は湾仔(ワンチャイ)に置かれ、職員7人が常駐、香港やマカオ、広州などに進出している朝鮮商社関係者らのビザ発給業務を行うという。
強制連行/岡山で「県知事引継書」公開
45年人口数、「計画輸送」明らかに
朝鮮人強制連行真相調査団が7日に発表したところによると、このほど公表された岡山県の知事引継書に、1945年当時の同県の在日朝鮮人人口数(4万1000人)など貴重な数字が記されていた。公表されたのは45年9月〜46年10月、47年4月〜51年3月までのもの。
知事引継書は、行政側がまとめた第1級の資料。すでに公開された他の都道府県の引継書には、朝鮮人強制連行を裏づける資料も載っているため、各地の調査団が公開を求めている。
日本政府は戦後、自らが行った戦争犯罪をもみ消すため、朝鮮人を本国に返す「計画輸送」を実施したが、今回公開された引継書には、岡山県での「計画輸送」の事実が明らかになっている。
昨年5月、総聯岡山県本部の引継書の公開要求に対して、県は当初「空襲で焼けてなくなった」と回答していたが、たび重なる要請が実を結び、このたび県庁の書庫から発見された。