朝ロ共同声明(全文)


 朝鮮とロシア連邦間の親善、善隣および協調に関する条約調印と関連し、9日に発表された共同声明の全文は次の通り。

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 2000年2月9日、平壌で朝鮮とロシア連邦間の親善、善隣および協調に関する条約が調印された。

 条約の締結は両国家間の関係発展において、新しい段階の始まりになる。

 双方は、この条約が朝鮮とロシア連邦間の双務関係全般の基礎となる、基本法的な文献ということを認定する。

 条約は、両国人民の間における伝統的な親善関係と善隣、相互信頼、多方面における協調を強化するため、国連憲章の目的と原則を尊重しながら、東北アジアと全世界で平和と安全を保障し、平等で互恵的な協調を発展させようとする双方の念願から出発し、締結されたもので、第三国の利益を侵害しない。

 双方は、この条約を指針とし、締結した一方が他方の自主権、独立、領土の完全決定に反対する条約や協定を第三国と締結せず、いかなる行動や措置にも荷担しない義務を負うことを確認する。

 双方は条約に規定された要求に見合うよう、両国間の親善協調関係を様々な分野にわたって一層発展させていくために努力するだろう。

 双方は国際的緊張の恒久的要因になっている朝鮮の分断に1日も早い終止符を打ち、自主、平和統一、民族大団結の原則に基づき、統一を実現することが、全体の朝鮮人民の民族的利益に全的に符合し、アジアと世界の平和と安定に寄与することになると確信する。