すこやか情報/インフルエンザ患者が13万人
                幼稚園から高校生に流行


 厚生省の4日のまとめによると、1月23日から29日までの1週間に、インフルエンザにかかった幼稚園児から高校生までの患者は13万245五人で、前週の2、3倍増。

 同期間までに学級閉鎖になった全国の保育園、幼稚園、小・中学校、高校は3912施設。

 厚生省は今冬の学校での流行は、昨冬に比べて大きいと見ている。

 普通のかぜとインフルエンザはまったく違う病気といってよい。インフルエンザは「インフルエンザ・ウイルス」によって引き起こされるもので、突然、39〜40度の高熱が出て、筋肉痛など全身症状が現れる。その後、別の細菌やウイルスが感染して、かぜと同様、のどの痛みを起こすことはあるが、それが現れる順序はかぜとは異なる。

 インフルエンザにかかったら3〜4日間は寝込むことになるが、回復には1週間〜10日間ほどかかる。お年寄りや乳幼児の場合は、生命に危険の及ぶこともある。

 現在のところ、特効薬は、ウイルス感染後36時間以内に投与する、抗ウイルス薬しかない。最大の予防はワクチン接種だが、接種を希望する場合は、予め医療機関に問い合わせを。