「慰安婦問題」 日「韓」学生交流会
日本は国家責任を
去る2月19日、「日韓学生交流会」―「慰安婦」問題について考えてみませんか?―が東京・水道橋のYMCAアジア青少年センターで行われ、日本、南朝鮮などの学生、市民ら約90人が参加した。
交流会は南朝鮮から来日した「慰安婦」問題に取り組んでいる「韓国学生法廷」の代表9人の活動報告から始まった。97年2月に亡くなった元「慰安婦」姜徳景ハルモニのドキュメントビデオの上映に続き、元軍人・鈴木良雄さん(79)が自身の体験を赤裸々に証言した。
会場からの「今、元『慰安婦』の方に会ったらどんな言葉をかけるか」との厳しい質問に「『申し訳ありませんでした』という謝罪のことばしかない」と同氏が顔を歪ませる一幕もあった。
その後、学生らは5つのグループに分かれ、通訳を交えながら白熱した討論を繰り広げた。
4月にソウルで開かれる日本軍性奴隷制戦犯学生法廷準備委員会委員長を務める鄭銀定さんは、「被害者らに対する日本の国家的な謝罪を求め、これからこのような悲劇が2度と起こらないように、女性が人間らしく生きられる社会を作っていきたい」と述べた。
メンバーの1人は閉会後、「『慰安婦』問題の解決に向けて共に闘っていくためにも祖国統一は不可欠だ」と語った。
なお、「女性国際戦犯法廷」(12月・東京)には朝鮮を始めアジア各国から被害女性らが出席し、証言する予定。 (花)