ちょっと課外授業
お札と切手の博物館
製造工程、歴史など分かりやすく展示
私たちの生活で身近なお札や切手。一体どうやってできるのだろう。そんな素朴な疑問もここに行けば解決する。
1階展示室は、製紙、製版、印刷などの製造工程で使われる原材料、機械などを展示し、実際にお札や切手ができるまでを分かりやすく紹介している。スライドの前に置かれた専用電話で解説も聞ける。
「お札と人像のはなし」、「Q&A」などのジャンルがあるビデオコーナーは子供たちにも人気だ。中にはメモを取る人もいるという。
何と言っても人気なのが1億円の札束を実際に持ち上げることができるチャレンジコーナー。大きさはそれほどでもないが、重さは相当なものだ。
2階では、日本のお札や切手の歴史などを展示物を通して知ることができる。ちなみに最初のお札は、1600年頃に伊勢商人の間で流通した「山田羽書(はがき)」とされる。
G7各国のお札の偽造防止技術のコーナーも勉強になる。日本と世界の最大・最小のお札など珍しいお札や切手も豊富に展示されている。アジアのお札、切手コーナーには南北朝鮮のものもある。(聖)
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◇アクセス
JR総武線市ヶ谷駅下車徒歩15分、地下鉄有楽町線・南北線市ヶ谷駅下車徒歩10分、地下鉄都営新宿線曙橋駅下車徒歩7分。
◇入館無料
◇開館時間
午前9時30分〜午後4時30分
◇休館日
月曜日と年末年始(12月29日〜1月3日)
◇TEL
03(3268)3271
※団体で来館する場合は事前に連絡を。