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0歳児受け入れ拡大へ
女性が出産後も働き続けられるようにと、日本政府は、2000年度から5ヵ年計画として、「新エンゼルプラン」を策定した。
これまで、1994年以来、「エンゼルプラン」の名のもとに、低年齢児(〇―2歳)保育の拡充など子育て支援が推進されてきた。だが、この2.3年は、それを上回る勢いで状況が変化してきている。都市部では入園を希望したのに入れない「入所待機児童」が、99年には3万2000人もいる。
今回の「新プラン」は、(1)子育て支援サービスの充実 (2)仕事と子育ての両立のための雇用環境整備 (3)働き方についての固定的な性別役割分担や職場優先の企業風土是正――など8分野からなる。このなかでも重要視されているのが、子育て支援の保育サービスの充実。新プランでは、99年度に58万人だった低年齢児の受け入れ枠を、2004年には68万人にするとしている。