第7回朝・日親善高校広島サッカー大会「ピョンファ杯」(主催=広島朝鮮高級学校サッカー部後援会)で広島朝高が初優勝を遂げた。
19、20の両日にかけて、広島市内の5ヵ所で行われた大会には、広島、大阪、京都朝高と、昨年のインターハイ優勝校の広島皆実高校、インターハイ4強の山口・多々良学園、和歌山の初芝橋本など強豪12校が参加し、熱戦を繰り広げた。
1位グループに上がった広島朝高は、準決勝で島根の大社を3―0で下し、決勝に進出。大会2連覇を狙う強豪広島皆実と当たった。
し烈な攻防戦が繰り広げられた決勝戦では前半13分、広島朝高の成英鉄選手のセンタリングを金泰源選手がヘディングで得点。その後も朝高は度重なる攻撃からゴールを守り抜き、1―0で初勝利を遂げた。大阪朝高は3位だった。
朝鮮が10月、レバノンで開かれるアジアカップサッカー選手権の出場を目指し、25日〜4月8日、マレーシアとタイで開かれる予選に臨む。若手を中心に編成された国家代表チームには、1月から強化合宿に合流していた在日朝鮮蹴球団の梁圭史選手(21、FW)も選ばれた。在日同胞から久し振りに代表入りした梁選手は「試合に出るチャンスがあれば必ず点を取りたい」と意欲を見せる。
予選出場の国・地域は9組に分かれて2度のリーグ戦を行い、各組1位と開催国の計10チームが本大会に出場する。タイ、マレーシア、台湾と共に予選リーグ8組となった朝鮮は3月25日にタイ、27日にマレーシア、29日に台湾(以上1次リーグ)、4月4日にタイ、6日にマレーシア、8日に台湾(以上2次リーグ)とそれぞれたたかう。
朝・日本会談、来月4日から開催/過去の清算問題など討議
平壌22日発朝鮮中央通信によると、朝鮮と日本の両政府による国交正常化交渉の第9回本会談が来月4日から8日まで平壌で行われる。
会談では、「朝・日両国間で歴史的に解決されていない過去の清算問題を解決し、それに基づいて両国の関係正常化のための問題が討議される」としている。
会談には朝鮮外務省の鄭泰和巡回大使を団長とする朝鮮政府代表団と、日本外務省の高野幸二郎日朝国交正常化交渉担当大使を団長とする日本政府代表団が参加する。
また、河野洋平外相は22日、本会談開始に関する内容を発表した。
中国共産党政治局常務委員の朱鎔基首相が20日、北京で、訪中した朝鮮の白南淳外相一行と会見した。
白外相は、金正日総書記が江沢民国家主席、李鵬・全国人民代表大会常務委員会委員長および朱首相に送るあいさつと、最高人民会議常任委員会の金永南委員長、洪成南総理のあいさつを伝えた。朱首相は、中国の党と政府が中朝友好を非常に重視して両国関係の強化、発展のために努力してきたと述べ、伝統的な友好が両国人民の念願に即してさらに発展するものとの確信を表明した。
平壌22日発朝鮮中央通信によると、訪朝中の中国共産党活動家代表団団長の陳冀平・党中央政法委員会副秘書長が朝鮮中央通信社記者と会見した。
陳副秘書長は、金正日総書記が最近、駐朝中国大使館を訪問したことには、朝中友好を代をついで発展させようとの意志が込められていると思う、と強調。中朝友好を重視、その発展のために努力している中国共産党の立場を再確認した。
旧日本軍軍人・軍属として死亡したり、障害を負った旧植民地出身者に対する「一時金」を検討していた自民党は、22日の内閣部会で戦没者と重度傷病者の遺族に弔意金として260万円、重度傷病者に「見舞金」として200万円を支給することを決めた。重度傷病者には生活支援金200万円を上乗せし、計400万円を支給する。与党3党の議員立法として今国会に提出する。自民党の「一時金」方式については「植民地支配は合法との前提に立っている」などの非難がある。
目次へ