気兼ねなく相談できる

東京・同胞生活相談総合センター開設
       期待寄せる同胞たち
 

    


〈同胞生活相談総合センターの主な役割〉


 地域の同胞社会に密着し、生活の向上と安定に向けて同胞をサポート

  ・生活上の様々な悩みや要求を聞き、専門家が適格にアドバイス

 ・同胞の生活上の権利と利益を守るため、行政側に積極的に働き掛け

 ・支部を拠点にした同胞ネットワークの強化

 ●主な活動内容(江戸川同胞生活相談総合センターの例)

  [生活相談]           [カルチャー]

 −法律・権利         −文化系サークルの主宰・紹介

 −税務・金融            ・朝鮮語講座

 −福祉・医療・年金       ・朝鮮舞踊教室

 −就職案内            ・朝鮮料理教室

 −教育・健康・育児       ・コーラスサークル

 −結婚相談          −体育系サークルの主宰・紹介

 −冠婚葬祭          −各種イベントの企画・開催

 −祖国訪問・海外旅行    −各種セミナーの企画・開講

  [情報提供・広報活動]    [行政との窓口の機能]

 −情報提供             −権利擁護

  ・情報誌の発行         −年金問題

  ・住宅情報             −助成金問題

  ・イベント情報           −乳幼児対策

 −広報活動            −介護保険

  ・パンフレット発行

  [デイハウスの運営]

 −同胞高齢者が集まる「トンポマダン」(同胞の場)の設置・運営

「敷居の高さなく安心感」
「プライバシー配慮徹底」
「1世サポートしっかり」

 東京での同胞生活相談綜合センターの相次ぐ旗揚げに、地元の同胞からは大きな期待と信頼を寄せる声が上がっている。

 以前、新宿区主催の介護保険説明会に出席した際、「このような集いを支部で開いてくれていれば」と切に感じたという、女性同盟新宿支部の李順愛さんは、「待望のセンター開設であり、大変うれしい。開設記念集会に参加した人たちの表情から、喜んでいるのは私だけではないな、と実感した」と語る。

 寄せられた感想の多くは、「弁護士というと敷居が高く感じられるが、センターの相談員になら気兼ねなく相談ができそうだ」(総聯大田支部の朱芳男さん)、「プライバシー保護を徹底してくれるので安心」(女性同盟板橋支部の「明姫さん)など、親しい人にも言い出しにくい生活上の悩みや頼みごとを、遠慮なく相談できるという声だ。

 また、同じ同胞が相談員を務めるということで、1世同胞である女性同盟荒川支部の許順信さんからは、「介護保険の説明など日本語でされても分かりづらいし、生活上必要な申請手続も1人暮らしの高齢者には大変。こうした問題を解決する役割をセンターにはしっかりと担ってほしい」という意見も寄せられた。

 一方、日本人士からも、「大変喜ばしいこと。在日朝鮮人の生活をサポートする総合センターとして、在日朝鮮人の団結強化の起爆剤になってほしい」(日朝友好促進中野区議会議員連盟の江口済三郎会長)など、センターの役割に期待する声は多い。

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