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兵庫朝鮮初級選抜/Jリーグの前座試合に、初出場!
6―0で圧勝

 兵庫県内の朝鮮初級学校6年生の選抜チームが17日、Jリーグ(ヴィッセル神戸対清水エスパルス戦)の前座試合「オフィシャルキッズマッチ」に、朝鮮学校児童のチームとして初めて出場した。

 神戸ユニバー記念競技場で神出サッカークラブ(神戸市西区)と対戦(写真)した兵庫朝鮮は、前半に4点、後半2点を得点し、6―0で圧勝した。試合のセッティングに携わった兵庫朝鮮サッカー協会の崔英秀理事長は、「このような場が児童たちの技術向上に役立ち、『強豪朝高』につながれば。今後も環境作りに努めたい」と話していた。

光州人民蜂起20周年
墓地に2万人の参列者/平壌でも市民大会

 1980年の光州人民蜂起から20年を迎えた18日、光州市の記念墓地で記念式典など多彩な行事が開かれた。

 光州人民蜂起は、79年10月26日の朴正煕射殺事件以後、軍事独裁体制の再構築を目論み12月12日に粛軍クーデターを起こした全斗煥、盧泰愚らに抗議する光州市民らの平和デモを、軍部が武力で鎮圧し、2000余人の犠牲者を出した事件。この日、記念墓地には全国から2万余人が訪れ、犠牲者の冥福を祈った。

 式典に参加した金大中大統領は、特別法を作って事件の犠牲者を「民主化の功労者」と規定し、記念墓地を国立墓地に昇格させることで、犠牲者たちの名誉回復を図ることを約束した。

  また18日、光州人民蜂起20周年記念平壌市民大会が牡丹峰青年公園野外劇場で行われた。

梅香里投下は実戦用爆弾
米軍・南朝鮮軍、劣化ウラン弾「保有」も認める

 南朝鮮国防部と駐南朝鮮米軍は16日の記者会見で、住民被害を出した8日の梅香里爆撃事故の際、投下した爆弾が演習用ではなく実戦用のMK82弾(約221キロ)だったと明らかにした。しかし、元米空軍パイロットのブライアン・ウィルソン氏が破片を発見し確認したとしている劣化ウラン弾の使用については否定した。

 また駐南朝鮮米軍のロバート・セクソン報道室長は18日、「駐南米空軍が百二十_劣化ウラン弾を貯蔵しているのは事実」だと明らかにしたが、「訓練目的には使用されない」「梅香里射撃場をはじめ劣化ウラン弾を使用した事実はない」と使用については否定した。しかし世論は納得しておらず、反発は引き続き高まっている。

汎青学連が第10回共同議長団会議

 祖国統一汎民族青年学生連合(汎青学連)第10回共同議長団会議が10〜12日、平壌とソウル、東京で、ファックスのやり取りにより行われた。

 会議では、昨年の活動状況の総括と2000年度汎青学連運動の主要課題と汎青学連3者連帯運動の主要計画の確定、汎青学連の綱領および規約修正などに関する討議を行い、第10回汎青学連共同議長団会議の決議文をはじめ共同文書を採択した。

不正発覚で、朴泰俊首相が辞任

 報道によると、南朝鮮の朴泰俊首相が19日、青瓦台に辞表を提出し、辞任した。

 朴首相は、不動産購入と関連した財産登録、脱税問題などの不正行為が発覚。社会的な問題に発展し、辞表提出に至った。なお、金大中大統領は、新首相(代理)に自民連の李漢東総裁を任命した。

核保有国、廃絶を「約束」/NPT再検討会議

 報道によると、ニューヨークの国連本部で4月24日から開かれていた核不拡散条約(NPT)再検討会議は20日、「核保有国による核廃絶への明確な約束」を盛り込んだ最終文書を全会一致で採択して閉幕した。

 しかし、廃絶への具体的な道筋については核保有国の強い反発で触れられず、「約束」の実効性には疑問が残る。

 朝鮮は「われわれは93年のNPT脱退決定を米国との合意によって一時留保した状態のままであり、NPT当事国として完全に復帰したわけではない」(朴吉淵・国連代表部大使)として、95年からNPTにおける「特別な地位」を主張しており、今会議も欠席した。

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