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朝鮮、計4人がシドニーへ
アジア柔道で銀1銅2/大阪

 2000年アジア柔道選手権大会が26〜28日、大阪市中央体育館で行われ、朝鮮のチ・ギョンスン(女子63キロ級)が銀メダル、リ・ミョンファ(女子57キロ級)とチャ・ヒョニャン(女子48キロ級)がそれぞれ銅メダルに輝いた。今大会はシドニー五輪のアジア最終予選を兼ねており、チとチャの2選手が出場権を獲得した。これにより、すでに出場権を得ているケ・スニ(女子52キロ級)、クァ・オチョ(男子81キロ級)と共に、朝鮮からは4人がシドニー五輪の柔道に出場することになった。

 会場では近畿地方の同胞柔道愛好家、朝鮮学校生徒、同胞らが連日熱い声援を送った。リ・ソンチョル監督は「今回の教訓を生かして練習を重ね、シドニーでは4人全員が必ず金メダルを取るつもりだ」と語っていた。

 選手団一行は25日、東大阪市の大阪朝鮮高級学校を訪れ、柔道部生徒らと共に練習を行い、28日には在日本朝鮮人柔道協会主催の歓送会に参加。29日に帰国した。

総聯結成45周年、各地で祝賀宴
日本各界から多数参加/会議員、副知事、市長

   総聯結成45周年を記念する祝賀宴が各地で行われた。

 茨城県本部の祝賀宴は23日、水戸市京成ホテルで行われ、自民党県支部連合会会長で茨城県日朝友好の議員連盟の山口武平会長、水戸市の岡田広市長ら200余人が参加した。席上、総聯本部の朴一委員長は南北最高位級会談や朝・日本会談再開など、朝鮮半島を取り巻く劇的な変化に言及しながら、これからも日本市民との連帯を深めていきたいと強調した。

 19日に行われた香川県本部の宴会には、川北文男副知事をはじめ国会議員など110余人が参加。埼玉県本部の祝賀宴(12日)では日朝友好埼玉県議連の秦哲美会長が、「朝鮮学校に対する教育助成金の拡充運動に励みたい」と祝辞を述べた。

平壌サーカス団、ソウル公演へ

 ソウル公演を行う平壌サーカス団が29日に平壌を出発し、北京経由でソウルに到着した。報道によると、平壌サーカス団は2回のプレ公演を経て、3〜10日、ソウル市内で13回の本公演を行った後、11日に平壌に戻る予定。

 平壌サーカス団は国際的な大会などでの受賞歴も多く、世界最高水準のサーカス団として知られている。

西東京初中の塀に落書き

 西東京朝鮮第1初中級学校(東京・立川)の塀に朝鮮学校を侮辱する落書きがあるのが14日、発見された。校門の右側の塀の外側に縦1メートル、幅5メートルにわたり「ちょん中バカ!!」などと青色で書かれており、同日朝、クラブ活動のために登校した生徒が見つけた。

 通報を受けて事実を確認した立川警察署では、犯人探しと共に、同様の事件が再び起きないよう巡回を強化すると話している。一方、総聯西東京本部と学校関係者、同胞らは、民族排他的な今回の事件に激しい怒りを表すと同時に、児童生徒の登下校時の安全確保に注意を傾けている。

南北統一チームを/IOC会長が支援表明

 報道によると、国際オリンピック委員会(IOC)のサマランチ会長は25日付で南朝鮮の金大中大統領に書簡を送り、IOCの支援の下に、シドニー五輪での南北共同行進や、来年の世界卓球選手権大阪大会での南北統一チーム結成を提案した。サマランチ会長は書簡で、シドニー五輪について「多くの分野での南北相互協力につながる」と指摘。IOCが全面的に支援する考えを示した。 

韓総連が第8期出帆式

 「韓国大学総学生会連合」(韓総連)が27日、釜山大学で第8期出帆式を開き、各地から集まった大学生ら1万余人が参加。朝鮮大学総学生会の李煕哲会長(24)を第8期議長に選出した。韓総連は、出帆式に先立ち記者会見を開き、「国家保安法」の撤廃、「韓総連」の利敵団体規定の撤回、駐南朝鮮米軍の撤収などを求めた。

2度目の公開質問状、「石原やめろネット」

 石原慎太郎東京都知事の外国人排斥的な言動に抗議する市民らが結成した「石原やめろネットワーク」の代表らは29日、石原知事に2度目の公開質問状を提出した。

 質問状は (1)「三国人」という言葉を使った理由 (2)災害時に不法滞在者が騒じょうを起こすとする根拠 (3)関東大震災時に官憲が流した流言飛語と今回の発言の違い――など8項目について書面による回答を求めた。

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