投    稿


日々の生活に役立つ新報
さらに充実した情報・知識を/高民愛

 朝鮮新報が昨年10月からリニューアルされ、 これまでと違い堅苦しくない 各地の同胞の頑張る姿を知ることができ力が湧く」「日本語ページが増え内容も充実し、大変読みやすくなった」などというのが30代オモニたちの感想です。

 また1世のあるハルモニは、「新報が新しい世代の要求に応じて内容をどんどん変えて行くことは良いことだ」と言っていました。

 私自身にとっても、祖国の政治経済情報はもちろん、健康・趣味など身近な問題が取り上げられており、日常生活にもすごく役立っています。

 オモニたちの間では「本のプレゼント」コーナーは本の選択が多彩で、とくに山菜やガーデニングの本が身近に感じられると人気です。ハッキョの近くに山野が沢山あるからでしょう。家族で山菜採りに行く人もおり、生徒たちも一緒に行って楽しんでいます。

 中級部のある生徒が新報の配達をしていますが、スポーツなど各地の朝鮮学校生徒の活躍が報じられると、とても嬉しいと言っています。教員たちも、朝鮮大学校時代の同級生がいる学校の消息が報じられると、自分の事のように喜んでいます。

 1世、2世の同胞たちは、政治面と健康面、3世の同胞は趣味や生活・権利のコーナーに関心が強いようで、勉強になると言っています。私も愛読者の1人として、手元に届くのを日々楽しみにしています。

 スタッフの皆さん、頑張って、これからも充実した情報・知識をたくさん同胞に提供して下さい。(和歌山朝鮮初中級学校教員 25歳)

見渡す限り同胞
プレゼント本手に山菜採り/金玉伊

 本欄の「本のプレゼント」(「体にいいおいしい山野草」)に初めて応募、ハガキを出したところ当選しました。

 私の住むところから「山菜の宝庫」、北九州市小倉区の平尾台には、五木寛之の小説「青春の門」で有名な田川市の香春岳の横を通って車で1時間弱で行きます。平尾台は600〜700メートルの鍾乳洞、カルスト台地の素晴らしい景観です。わたしも同胞女性に誘われて7〜8年前から山菜採りを始めました。

 オモニから山菜採りの時期は、「桜の散るころからゴールデンウィークのころ」(九州では4月初〜5月初)と聞いていました。それだけに時期が集中します。

 今年は行けませんでしたが、昨年は知り合いの同胞女性と一緒に行きゼンマイ、ワラビ、トド(ツリガネニンジン)、モミジガサなど一杯採りました。現地で焼肉も楽しみました。トドは焼肉と一緒にタレを付けて焼いて食べましたが絶品でした。こんな食べ方は初めてでした。

 決して大げさではなく、周りは見渡す限りチョソンサラムばかり。顔見知りでなくても、同胞同士は何となく雰囲気で分かるものです。

 そのうえ、あちこちでニンニクの匂いをプンプンさせた焼肉をしていたり、子供たちが「オンマ、アッパ」と叫んで遊び回っていれば当然ですね。

 まさに「アンニョンハセヨ」の状態でした。

 私は採って帰ったものをナムルにしたり、テールスープに入れたりして家族と共に味わいました。

 当選した本を片手に、これからも山菜採りに一層チャレンジします。
(福岡県飯塚市 主婦 47歳)

気を充実させた生活
元気、勇気、根気、奇麗/厳恵玲

  最近の朝鮮新報の日本語版は、とても私たちの生活に身近なものを取り上げ、とくに健康に関する記事は参考になるものが多くて楽しみです。

 「みんなの健康Q&A」の歯科医の記事で、歯磨きで大切なことは「磨いている」と「磨けている」とは違うということで、「磨けている」ことが大切だという指摘には、なるほどなぁと思わされました。

 私自身、50の半ばを迎え、常に胃腸が弱く胃薬を手放さず生活していますが、先頃、ある雑誌の記事を読み、まったくその通りではないかと思ったことがあります。

 それは人間の病気は気によってしか治らないという事でした。

 病気は気が病み、気の不足、気の低下によって起き、気の量が多ければ元気、勇気、根気もあり、気前もよくなるといいます。

 現代社会はストレスの時代なので、いかに気を多く身体に取り入れるかという事が大切でしょう。

 自分の生活の周り全てを良い気にもっていく事。たとえば気の利いた友人と素敵な器で食事をし、よい気が通い合うことで人はより気が潤い、また奇麗になるということがあります。

 幸いに私も最近、新しい友との出会いがあり、仲間6人位で月1回、美味しいものを食べ、木の多い所で森林浴を行い、お互いの仕事の事、家庭の事、祖国の事を話し合い、気を高め、楽しい気を受け入れています。

 これからの人生、いかに気の合う友を沢山もつかによって、毎日の生活で気が充実し、健康に過ごせるのではないかと思います。(神奈川県横浜市 朝銀職員 56歳)

山菜採りの楽しさを
生徒、ハルモニと一緒に/康寿順

 ある日の朝、職員室で「あっ、これだ」と思わず叫んでしまいました。

 本欄で紹介された「体にいいおいしい山野草」という書名を見た時でした。まさに私が今、探していた本がそこにあったからです。

 というのも、京都朝鮮中高級学校の私の所属する分科会で、山菜の事が話題になっていたからです。

 生徒たちに自然に親しみ、植物に関心を持たせる方法の1つとして、山菜採りの楽しみを教えたらどうだろう、ハルモニたちと一緒に山菜採りをしたらどうだろう、ハルモニたちの知恵も受け継ぐことが出来るし、自然に親しみ健全な心と体の成長を促す事も出来るのでは……などと話し合っていました。

 結論は、まず教員たちが先に経験を積み、食べられる山菜を探せるようにならなければと、企画を考えていたところでした。

 しかし、いざ計画を立てる段になると、ハルモニが採ってきて料理したものを食べた事はあるものの、実際に山に入って山菜採りをした経験のある教員は1人もいませんでした。

 これは本格的に勉強をして準備しなければと思っていた時に、目に入ったのが先にあげた本でした。早速、応募しました。果たして結果は?

 まずはこの本で基本的な勉強をして、支部や分会の山菜採り名人のハルモニたちについて山に行ったり、野に出たりして採取体験を積み重ねようと思っています。

 日曜・祭休日もクラブ活動の指導などで忙しい日々ですが、21世紀を担う子供たちに少しでも何かをしてあげれればと思い頑張るつもりです。(京都朝鮮中高級学校教員)
 

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