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今度は平壌サーカス団/ソウルで4日から公演 平壌5月29日発朝鮮中央通信によると、平壌サーカス団(金由植団長、102人)が29日、平壌を出発し、南朝鮮入りした。 世界最高レベルを誇る同サーカス団は、4日から10日までの間、ソウルの蚕室体育館で11回にわたって公演を行う。 同胞高齢者団体に補助金/川崎市、年額12万510円 神奈川・川崎市が同胞高齢者の団体である川崎高麗長寿会(会員数127人)に対し、今年度から「外国人老人クラブ補助金」を交付することになった。支給額は年額12万5100円。 同長寿会は昨年6月の結成後、市に対して ◇長寿会の老人福祉団体としての認可および補助金の給付などその活動に対する財政支援 ◇介護保険の適用における民族的差別の防止と無年金状態の同胞高齢者に対する負担軽減 ◇無年金状態の同胞高齢者に支給している外国人高齢者福祉手当の増額――などを要請してきた。 こうした内容を含む長寿会の要望書は昨年末、市議会で全会一致で採択されている。今回の補助金交付は、市当局が同長寿会を日本の老人クラブと同等の性格を持つ老人福祉団体として認め、実施を決めたものだ。 同法は、重度戦傷病者に200万円の見舞金と老後生活設計支援特別給付金200万円を上乗せした計400万円を、戦没者の遺族に200万円の弔慰金をそれぞれ一時金として支給する。給付申請は来年からで、生活保護などに影響はない。 日本軍軍人・軍属被害者は強制連行、「従軍慰安婦」同様、現在まで放置され続けてきた。法案は、「戦後補償は2国間条約で解決済み」という従来の日本政府の立場に立ったもので、日本の加害責任を否定しており、当初から被害者や支援団体が反発していた。 なお、厚生省発表によると、日本軍軍人・軍属の朝鮮半島出身者は24万2341人で戦没者は2万2181人。 朝米ローマ会議/電力補償など討議継続 会談では3月のニューヨーク会談で上程された、軽水炉提供支援が遅れていることによる電力損失の補償問題を基本に据えながら、米国が昨年9月に発表した対朝鮮経済制裁解除措置を実行する問題など、朝米間の懸案問題が討議された。 双方は、両国の関係改善に符合するよう、論議された問題が1日も早く実行されるべきだとの見解の一致を見た。また、今後も各レベルの会談を開き、懸案問題を論議することにした。 朝英実務会談/関係発展を討議 朝鮮外務省スポークスマンは5月16〜20日、平壌で朝鮮とイギリスの外交実務者間の会談が行われたことについて「今回の朝英会談は過去に行われた対話と連続したものだ。双方は相互理解と信頼の雰囲気の中で両国関係を各分野にわたって深め、発展させていくことについて真しに討議し、一連の諸問題で見解の一致を見た」と明らかにした。5月31日、朝鮮中央通信社記者の質問に答えたもの。スポークスマンはまた「われわれは今後、イギリスをはじめわが国の自主権を尊重し、われわれに対して友好的に接するすべての国々との関係を発展させるために積極的に努力する」と述べた。 外国人登録者過去最高/155万6000人 国籍別の内訳は (1)「朝鮮・韓国」(約63万6000人、40.9% (2)中国(約29万4000人、18.9%) (3)ブラジル(約22万4000人、14.4%)の順となっている。以下フィリピン、米国と続く。 「朝鮮・韓国」が減少する一方で日系人定住者が増加。日本で働く人や留学生などが増えている。 |