ちょっと課外授業
国際子ども図書館
南北朝鮮の絵本も充実
日本初の国立の児童書専門図書館として、今年5月、東京・上野にオープンした。 質量ともに世界最大規模の蔵書と読書環境を整えている同図書館は、「帝国図書館」として1906年に建設された、上野図書館を改修したもの。現在その3分の1が開館しており、2002年には全面開館の予定となっている。 アジアの児童書が充実している図書資料室では、南北朝鮮のものも目にすることができる。「子どもの本のミュージアム」では、子どもの本に関する展示会や、講演・ビデオ上映などのイベントが行われる。また、デジタル・ミュージアムでは、コンピュータで、歴史的価値のある絵本や世界の名作についての詳しい知識、関連情報などを提供。子どもでも簡単に操作できる。「子どもの部屋」では、絵本を中心とした国内外の児童図書約3000冊を手に取って楽しめる。 第2期(2002年春)に開室する大閲覧室は、内外の児童書を集めた大展示室になる予定だ。 (花) ◇アクセス JR上野駅公園口またはJR鶯谷駅南口から徒歩10分、東京国立博物館隣 ◇入館無料 ◇開館時間 午前9時30分〜午後5時(但し、10月から3月まで、3階ミュージアム、4階子どもの部屋は午後4時まで) ◇休館日 月曜日、祝祭日(5月5日こどもの日は除く)、年末年始(12月28日〜1月4日) ◇休室日 2階資料室―日曜日、3階ミュージアム―展示会準備期間 ◇TEL 03・3827・2053 |