同胞の店

朝鮮食品・朝鮮料理「ぶんさん」(奈良県桜井市)


「新報見た」で生中1杯サービス

 近鉄、JR桜井駅の南側にある。文炳皓さん(52)、鄭末善さん(52)夫婦と、息子の春基さん(27、店長)が切り盛りし、家庭的な雰囲気で迎えてくれる。

 オープンは1995年3月。当初、大阪・鶴橋に近いこともあって、奈良県で朝鮮食品を売るのはタブー視されていた。が、「近くにあって助かると思う人も必ずいるはず」との文さんの狙いは当たった。さらに、今年1月末、試食コーナーを改造し、3テーブル、2座敷を設け、鍋や鉄板焼の朝鮮料理を始めたところ、「近所でも朝鮮料理が味わえる」と、これまた大盛況。

 お勧めメニューは、手間暇かけて作るカムジャタン(1500円)。豚の背骨を半日かけて血抜きした後、3時間炊き込みながらアクを抜き、ジャガイモを加えて煮込む自慢の1品。

 鍋類はほかに、テッチャン鍋(1200円)、季節のチゲ(1500円)があり、鉄板焼はホルモン焼(1000円)、上(バラ、ハラミ)盛り合わせ(1200円)、シーフード盛り合わせ(同)がある。いずれもハチノスやウルテ(各500円)など21種類のトッピングができる。

 「『シンボ見た』と言ってくれれば、食事の方には生中1杯サービス。小売りはキムチ1キロ1300円のところを1000円に。いずれも7月16日まで」(14日の今日が誕生日という文店長)。

 営業時間 

   午前10時〜午後11時。食事は午前11時30分〜午後2時と5時〜11時。木休。奈良県桜井市大字桜井170―2(TEL 0744・42・2308)

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