南北最高級会談/一連の問題、意見交換
南北最高位級会談が14日、万寿台議事堂で行われ、北側から最高人民会議常任委員会の金永南委員長、楊亨燮副委員長、最高人民会議の崔泰福議長、朝鮮社会民主党中央委員会の金永大委員長、祖国統一民主主義戦線中央委員会の呂遠九議長、祖国平和統一委員会の安京浩書記局長ら、南側から金大中大統領と共に朴在圭統一部長官、李憲宰財政経済部長官、朴智元文化観光部長官、林東源大統領特別補佐役ら随員が参加した。
会談ではまず、金永南委員長が発言し、統一問題に対する基本立場と方針、その実現のため提起されるいくつかの原則的問題などについて、次のように指摘した。 1、祖国統一問題を解決するうえで最も重要な問題は、自主的立場に立って祖国統一の主人としての責任と役割を果たすことにある。南北最高位級会談の成就は、自らの力で統一問題を解決するというわれわれ民族の意志を内外に明らかにしたものだといえる。 1、統一問題解決で重要なことは、南北が対決せず、1つの民族として団合することである。 1、展望的で未来志向的な連邦制方式の祖国統一方途を確定づけ、南北の間で提起されるいくつかの問題を解決するうえでのわれわれの提案には、なんとしてでも1日も早く統一に対する民族の願いを実現しようとする崇高な意味が込められている。 次に金大中大統領が発言した。大統領は、自分を温かく迎えてくれた金正日国防委員長と共に、金永南委員長、そしてすべての平壌市民らに真心を込めて謝意を表すると述べた。 大統領は、金正日国防委員長が自ら飛行場に出向いてくれるとは想像すらできなかったし、平壌市民らがあれだけ温かく歓迎してくれるとは思わなかったと述べ、これは南北統一の熱意がどんなに温かいかを物語っているだけでなく、われわれがやはり1つの民族であるということをはっきりと示したものであると指摘した。 大統領は、新しい世紀に南北が力を合わせば世界一流国家となり、力を合わすことができなければ他の民族に劣るであろうと述べながら、南北間ですでに合意した原則などを共に順守し実践に移す問題が重要であると指摘した。 会談では、民族の和解と団合、交流と協力、平和と統一を実現するうえで提起される南北間の一連の問題について意見が交換された。 金大中大統領はこれに先立ち13日、金永南委員長を表敬訪問した。一方、金永南委員長は同日、金大中大統領一行のために人民文化宮殿で宴会を催した。 (朝鮮通信) |