第２２回世界アマチュア囲碁選手権戦（１９〜２２日、宮城・仙台国際センター）で朝鮮代表の朴虎吉選手（１５、平壌市・安山高等中学校６年）が準優勝した。同大会で朝鮮代表の準優勝は初めて。これまでは３位が最高だった。

　同大会には５５の国・地域代表が参加。競技はスイス方式８回戦で行われた。

　今年度、６回の国内大会で５回の優勝という活躍を経て国際大会初挑戦となった朴選手は、５回戦まですべて中押し勝ち。６回戦で、優勝した日本の選手に惜しくも逆転負けしたものの７、８回戦は圧勝し、結局７勝１敗で堂々の準優勝となった。「応援してくれた宮城の同胞たちと東北初中高生徒たちのおかげ」と笑顔で語る。

　一方、朴選手や3位となった南朝鮮の洪マルグンセム選手ら大会出場選手一行は２３日、仙台市にある東北朝鮮初中高級学校を訪れ、囲碁クラブの生徒らと交歓した。

オモニバレー中央大会／１部優勝は中西(大阪)

　総聯結成４５周年記念第１６回在日朝鮮オモニ（母親）中央バレーボール大会（主催＝在日本朝鮮民主女性同盟中央本部）が１７〜１８日、千葉・浦安市運動公園総合体育館で行われ、各地の代表２５チーム、約３００人が熱戦を繰り広げた｡成績は次のとおり｡

　◆成績

【１部】（１）大阪・中西（２連覇） （２）東京・練馬 （３）北海道・札幌
【２部】（１）東京・大田 （２）愛知・豊橋 （３）宮城
【３部】（１）千葉 （２）栃木 （３）三重

南に贈られた豊山犬、｢ウリ｣と｢トゥリ｣に

　朝鮮中央通信によると、金大中大統領夫妻が２２日、先日の平壌訪問の際に金正日総書記から贈られた豊山犬のつがいにつけた名前を知らせてきた。民族の団結を象徴する意味で、オスが「ウリ」（われわれ）、メスが「トゥリ」（２人）。一方、大統領夫妻から総書記にも珍島犬のつがいが贈られており、名前はオスが「平和」、メスが「統一」とされている。

　豊山犬と珍島犬は、南北でそれぞれ天然記念物に指定されている朝鮮半島原産の犬。豊山犬は勇敢さ、珍島犬は忠実さ、などがそれぞれ特徴と言われる。

趙国防長官の｢主敵｣発言を非難

　平壌２４日発朝鮮中央通信は論評で、南朝鮮の趙成台国防部長官が２２日の国会国防委員会で「北を主敵に明示した軍の基本立場に変更がない」などと発言したことを非難。「彼の不純な言動は、歴史的な平壌対面と北南最高位級会談の成果に泥を塗り、北南共同宣言の履行を阻む反民族的、反統一的な犯罪行為だ」と指摘した。

　論評は、「祖国統一を実現するためには、こうした反統一分裂主義者から除去されなければならない」と強調した。

米下院に対日謝罪･補償要求決議案提出

　米下院で１９日、日本政府に南京虐殺、「従軍慰安婦」、７３１部隊、捕虜虐待など旧日本軍の戦争犯罪に対する公式謝罪と補償を求める決議案が提出された。「第２次大戦中の日本軍による戦争犯罪について下院の良識を表明する」と題する決議案を提出したのは、レイン・エバンス議員（イリノイ州選出・民主党）ら共和、民主両党の１８人。米下院では、９７年にリピンスキー議員らによって提出されて以来、同趣旨の決議案が毎年提出されている。今年は提案者が３人増えた。エバンス議員は昨年１１月の下院での演説で、初めて「慰安婦」問題を取り上げた。

南北共同宣言、感激！トンポ社会

山口･山口支部

　総聯山口・山口支部が２２日、同支部で歓迎の集いを開いて、録画ビデオを放映、祝杯をあげた。集いに参加した余孝奎顧問（８０）は「この間、あまりにも感激し、血圧が上がって大変だった。多分、金日成主席も天国で喜んでいらっしゃることだろう」と話していた。

佐賀･佐賀支部

　総聯佐賀・佐賀支部でも２０日、同事務所で歓迎の集いを開いた。

　総聯支部の沈昌考委員長（６０）は「分断され５５年の月日が過ぎても民族の悲劇が続いたので、もう統一は無理だと思っていた。急に光が見えた気分だ」と感激した様子だった。

愛媛県本部

　総聯愛媛県本部は１９日、四国朝鮮初中級学校の運動場で「歴史的な平壌対面を祝い、南北共同宣言を支持歓迎する集い」を開き、１６０人の同胞が集まった。

　統一旗がはためくなか、同胞たちは焼き肉を食べながら、歌や踊りに興じた。同胞たちは、「統一列車が走る」に合わせて輪になって踊り、「我らの願い」を合唱した。その瞬間、花火が打ち上げられるなど、会場は同胞たちの喜びで沸き上がった。

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