民全連京都 京都第1初級で公開授業

民族教育「当たり前のこと」

70人の日本市民らが訪れた(10日)


 朝鮮学校出身者の国立大学への受験資格などを求めている「民族学校出身者の受験資格を求める全国連絡協議会京都」(代表=京都薬科大学2年の金秀蓮さん)主催の公開授業が10日、京都市・南区の京都朝鮮第1初級学校で行われた。大学教員や学生、一般市民ら約70人が学校を訪れた。

 この日は保護者たちを対象にした授業参観も同時に行われた。参加者は数学や音楽、理科の授業、運動施設や図書施設、全校児童による文化公演などを観覧した。

 懇談会では、同校の具英泰校長が民族教育の歴史を自分自身の体験を織り混ぜながら語り、児童たちの作文も発表された。

 米国オハイオ州エンティア大学のハロウド・ライト教員は、「米国でもスペイン系の人たちは英語とスペイン語の2ヵ国語による学校を持っている。彼らは当たり前の権利を行使しているだけだ。在日コリアンの人たちが自分たちの学校で自民族の教育を行うのも当たり前のこと」と感想を話していた。

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