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金正日総書記が現代前名誉会長らと会見、在米同僑記者とも

 朝鮮民主主義人民共和国国防委員会の金正日委員長は6月29日、元山で、南朝鮮・現代グループの鄭周永前名誉会長、現代峨山の鄭夢憲会長と会見した。朝鮮アジア太平洋平和委員会の金容淳書記が同席した。

 金正日委員長は、南北首脳会談後初の訪北人士である鄭周永前名誉会長と鄭夢憲会長を温かく迎え、和気あいあいとした雰囲気の中で歓談。前名誉会長と会長が民族の団結と和解、交流と協力のための事業にまい進することで、南北共同宣言の履行に積極的に寄与するものとの確信を表明した。金正日委員長が鄭周永前名誉会長と会見するのは98年10月、99年10月に続いて3回目。

 鄭前名誉会長一行は29日、現代が建設を進めている平壌室内総合体育館の建設現場を視察。30日、板門店を経て帰還した。

 一方、金正日総書記は6月30日、朝鮮滞在中の在米僑胞記者の文明子氏と会見した。 (朝鮮通信)

南北赤十字会談
離散家族、100人ずつ相互訪問/非転向長期囚は9月初めに

 【平壌6月30日発朝鮮中央通信=朝鮮通信】 6月27日から金剛山で開かれていた南北赤十字会談で双方は、南北共同宣言に基づき、離散家族・親戚訪問団を交換し、非転向長期囚を送還するための人道的問題を3回に渡って協議し、30日に合意書を採択した。

 合意書によると、(1)8月15日から18日まで南北それぞれ100人の離散家族・親戚訪問団がソウルと平壌を相互訪問する (2)南側は9月初めに北への帰還を希望する非転向長期囚全員を送還する (3)離散家族・親戚の面会のための面会所を設置運営し、面会所の設置場所、日時、運営など具体的な事項は、南側が非転向長期囚全員を送還した後に協議確定することにした。

朝鮮北部出身者で初、強制連行新たな公的資料

 岡山県朝鮮人強制連行真相調査団の請求を受け岡山県玉野市が6月22日に開示した「埋火葬認許証下附原簿(1940〜45)」により、強制連行によって渡日し、44〜45年に同市内で死亡した同胞16人の名簿が確認された。名簿には咸鏡南北道出身者も含まれており、朝鮮半島北半部地域から連行された同胞の死亡を示す公的な資料が出てきたのはこれが初めて。朝・日国交正常化交渉における日本の戦後補償問題の推移と関連して意義が大きい。

朝鮮スポーツ界、ナイキとスポンサー契約

 報道によると、南朝鮮サッカー協会の鄭夢準会長は6月26日、ソウルでのシンポジウムで、米大手スポーツメーカーのナイキが朝鮮スポーツ界と公式スポンサー契約を結んでいることを明らかにした。米政府は対朝鮮経済制裁を理由に契約を認めていなかったが、6月19日に経済制裁が大幅に緩和されたことで、契約が近く履行される見通しになったという。

 鄭会長は先日、平壌での南北首脳会談に臨んだ金大中大統領に同行した際、北のスポーツ界幹部からナイキとの契約の話を聞いた。

南北共同宣言、感激!トンポ社会

長野・北信支部

 総聯長野・北信支部が6月25日、歴史的な南北共同宣言を支持歓迎する集いを長野市の三井ガーデンホテルで開き、同胞と日本市民ら60余人が参加した。

 朝鮮の自主的平和統一を支持する日朝長野県民会議の清水勇氏があいさつをした。

西東京・町田支部

 総聯西東京・町田支部が6月23日、南北共同宣言を祝う集いを行い、55人の同胞が集まった。

 参加者たちは平壌焼酎と真露を混ぜた「統一焼酎」を飲みながら、「我らの願い」を合唱し、喜びに浸った。

東京・葛飾支部

 総聯東京・葛飾支部金町分会も6月23日、祝う集いを開き、録画ビデオの放映、歌や踊りに興じた。民団同胞も参加し、統一への熱い思いを語った。28日にはお花茶屋分会が、24日には女性同盟支部の「ムグンファ」が集いを開いた。

九州同胞登山協会

 九州同胞登山協会は6月25日、歴史的な平壌対面と南北共同宣言を祝う登山の集いを阿蘇山で行った。

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