「朝鮮と日本の関係史」

神戸で出版記念式


 古代から近代に至る朝・日両国の交流と摩擦の歴史を解説した「朝鮮と日本の関係史―善隣と友好の歴史―」の出版記念会が14日、在日本朝鮮社会科学者協会(社協)兵庫支部の主催で、神戸市の第一楼で催され、著者で社協兵庫支部副会長の権仁燮氏と夫人の柳長琴氏(写真)、地元同胞ら60余人が参加した。

 監修者の朴鐘鳴氏(関西学院大講師、近畿大講師)が本の内容を紹介した後、祝杯を上げた。

 あいさつに立った権氏は、研究活動と出版に携わった関係者に謝意を表し、「歴史とは『知る』だけでなく、『明日はこうする』という指針を得るために学ぶもの。朝・日間に不幸な時代があった事実を踏まえたうえで、日本には加害に対する反省の心をもって、朝・日関係改善に臨んでほしい。著書ではその点を強調した」と語った。

TOP記事

 

会談の関連記事