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朝・日会談、来月東京で/白外相、タイで米日加外相らと会談
朝鮮中央通信によると、アセアン地域フォーラム(ARF)に出席するためバンコク入りした朝鮮の白南淳外相は26日、日本、カナダ外相と会談したのをはじめ、タイ王国のチュアン・リークパイ首相を表敬訪問するなど、活発な外交活動を行った。(関連記事) 河野外相との会談では、未解決として残っている朝・日間の過去を1日も早く清算し、そのうえで新しい善隣友好関係を早急に樹立する問題をはじめ、相互関心事となる問題で意見交換が行われ、@朝・日間の新しい善隣友好関係樹立のために全力を傾けるA朝・日間の諸問題解決を誠意を持って推進するB各分野の交流と往来を強化するC第10回政府間本会談を8月21日から25日まで東京で開催するとの共同発表文に両外相が署名した。 カナダのロイド・アクスワージー外相との接触で両外相は、ウィーン条約に基づいた親善協力関係の発展を希望し、カナダ高位級代表団の朝鮮訪問を速やかに実施し、両国の外交関係を設定する外交接触の継続で合意した。 このほか、白南浚外相は同日、南朝鮮の李廷彬外交通産相、タイのスーリン・ピッスワン外相と、28日には米国のオルブライト国務長官、ニュージーランドのフィル・ゴフ外相とそれぞれ会談し、ゴフ外相との会談で双方は、年内に国交を樹立することで合意した。 「統一マダン東京2000」が20日、荒川区三河島の旧真土小学校で開かれ、1500人が集まった。毎年韓統連などの民族団体と部落解放同盟が開催してきた行事は今年で7回目。今回は、歴史的な南北共同宣言を地域レベルで実践して行こうと、朝青と韓青の共同文化公演が初めて実現した。 両団体は1ヵ月かけて準備を進めてきた「私たちは1つの民族」などの歌を披露し、「統一祖国」を訴えた。韓青荒川支部の金梨恵委員長(27)は「公演を準備する過程でお互いの共通点を見いだすことができた」と語り、朝青荒川支部の高政司副委員長(28)は「始まりが半分という朝鮮のことわざがあるが、今日をきっかけにいっそう交流を深め、在日青年の団結を進めていきたい」と話していた。 石原暴言に総聯中央代表ら抗議 趙一南国際統一局副局長をはじめとする総聯中央と総聯東京都本部の代表らが27日、東京都庁を訪れ、石原慎太郎都知事が朝鮮民主主義人民共和国を侮辱する暴言を吐いたことに対する抗議を行った。 石原知事は19日、都民との対話の中で阪神・淡路大震災について言及しながら、当時、ある作家が述べた「北鮮のミサイルが飛んできたようだった」という発言を繰り返し、「北鮮」は本当にやっかいな国だと暴言した。代表らは石原知事あての抗議文を中村正彦知事室長に提出し、都知事が暴言を取り消し、謝罪することを強く求めた。 朝鮮赤十字会、日本に2人の行方不明者資料 平壌28日発朝鮮中央通信によると、朝鮮民主主義人民共和国赤十字会が、朝・日赤十字会談の合意に沿って行っている日本側が依頼した日本人行方不明者の消息調査と関連し、次のような報道が発表された。 報道は次の通り。「当赤十字会は、消息調査の結果をすでに何度か日本側に通報し、最近、新しく確認された二人の行方不明者の資料を日本赤十字社に渡した。当赤十字会は、これからも朝・日赤十字団体間の合意事項を信義と誠意をもって履行するだろう」。(朝鮮通信) 平壌で統一卓球大会/ア太委と三星が共催 南北の選手団が登場するや、観客は割れるような拍手で歓迎。あいさつしたア太委の宋浩京副委員長は、「わが民族が力と知恵を合わせるなら、尊厳ある統一国家を建設できる」と語り、三星の尹副会長は「歴史的な(南北首脳の)平壌対面で、南北の和解と協力を推進する新しい扉が開かれた」と喜びを語った。 大会では、北の「モランボン」チームと南の「三星」チームとが男女シングルスとダブルスの競技を行ったあと、南北が「自主」、「統一」の混合ダブルスチームを組んで対戦した。競技が終わると、観衆は「我らの願い」を合唱し、統一を熱く願った。 |