ちょっと課外授業

キッコーマンむらさきの里

もの知りしょうゆ館


700年変わらぬ製法

 東武野田線の野田市駅(千葉)に降りた途端、醤油の甘い香りがただよってくる。この地に醤油産業が根付いたのは約400年前だ。

 「もの知りしょうゆ館」では、子ども向けの「マジカルしょうゆシアター」やホールに掲げられた大きな「しょうゆ年表」、「製麹(きく)室」と「圧搾(さく)室」などの見学コースを通じて、醤油の歴史とその種類、醸造工程をわかりやすく学ぶことができる。

 「製麹室」とは、醤油の原料である大豆と小麦を混ぜこうじ菌を増やすための場所。それに食塩水を加えタンクの中で半年寝かせてできたもろみ(生醤油)を、長さ2800メートルの布袋に五時間かけ流し込んでしぼる所が「圧搾室」だ。

 醤油の製造は、紀元前にまでさかのぼり、現在使われている醤油が日本で最初に誕生したのは1228年、和歌山県だ。丹念な製法と工程はそれから変わっていない。

 食生活に欠かせない調味料として慣れ親しまれてきた醤油。「伝統と格式を誇る」同社が提供する、その全容に触れてみてはどうだろう。(順)

 ◇アクセス 東武野田線野田市駅より徒歩約3分。

 ◇入館無料

 ◇見学時間 9時、10時、11時、13時、14時、14時30分の1日6回(予約制)。

 ◇見学所要時間  60〜80分

 ◇休館日 4月30日〜5月4日、8月12日〜17日、12月28日〜1月6日

 ◇рO471・23・5136(工場内「もの知りしょうゆ館」係まで)

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