板門店連絡事務所再会、
8・15統一行事、京義線連結
総聯同胞の故郷訪問団構成
第1回南北閣僚級会談 共同報道文発表
朝鮮中央通信によると、ソウルで開かれた第1回南北閣僚級会談で双方は、総聯同胞が訪問団を構成して故郷を訪問できるよう協力し、これと関連した適切な措置を講じることで合意(第4項)したと7月31日付の共同報道文で発表した。北側の全今鎮団長が基本発言の中で、南側当局が総聯と連携を持って、故郷訪問と関連した適切な措置を講じるよう提案し、南側が受け入れた。 共同の利益追求、実践重視 全6項目からなる共同報道文では、閣僚級会談の運営を、南北共同宣言の精神に符合させ、@共同の利益を追求する方向で共同宣言の履行問題を協議し、A容易な問題から解決し、B実践を重視して平和と統一を志向する対話とする(第1項)と明らかにした。 そして、暫定的に中断されていた板門店南北連絡事務所を、8・15を契機に再開(第2項)し、8・15に際して南北、海外でそれぞれ地域別に、共同宣言の歓迎、実践のための全民族的合意を集結する行事(第3項)を行い、京義線(ソウル―新義州)鉄道の連結とその協議を速やかに開催(第5項)し、第2回閣僚級会談を8月29日から31日まで平壌で開催することがうたわれている。 29日から31日まで行われた会談には、北側から朝鮮民主主義人民共和国内閣の全今鎮責任参事を団長とする代表団メンバーと随員が、南側から統一部の朴在圭長官とメンバー、随員が参加した。 共同報道文全文 【平壌7月31日発朝鮮中央通信=朝鮮通信】第1回北南閣僚級会談の共同報道文が7月31日、ソウルで発表された。 この場には、朝鮮民主主義人民共和国内閣の全今鎮責任参事を団長とする北側の代表団メンバーと随員らが参加した。 北側団長は、今回の会談が、共同の努力によって成果裏に行われたことについて、喜ばしく思うと指摘し、今後、会談をさらによく運営していくことを強調した。 ついで、双方代表団代弁人が、第一回北南閣僚級会談の共同報道文を発表した。 共同報道文は次の通り。 ◇ ◇ 第一回北南閣僚級会談が2000年7月29日から31日までソウルで行われた。 会談で双方は、北南の首脳による歴史的な平壌対面と6・15北南共同宣言の重大な意義を強調し、共同宣言を誠実に履行していくために、次のような当面の事項について合意した。 1、北と南は、北南閣僚級会談を北南共同宣言の精神に符合するように運営する。 第1に、北南閣僚級会談は、双方の首脳が署名した共同宣言の合意事項を尊重し、共同の利益を追求する方向で、その履行のための問題を協議、解決する対話となるようにする。 第2に、北南閣僚級会談は、不信と論争で一貫した過去の古い惰性から脱け出て、信義と協力をもって易しい問題から解決する対話となるようにする。 第3に、北南閣僚級会談は、民族の前に実質的な結実を生み出せるよう、実践を重視し、平和と統一を目指していく対話となるようにする。 2、北と南は、1996年11月に暫定的に中断された板門店の北南連絡事務所の業務を、2000年の8・15をきっかけに再開する。 3、北と南は、今年の8・15に際して北と南、海外で、それぞれの地域別に北南共同宣言を支持歓迎し、その実践のための全民族の決意を集める行事を行う。 4、北と南は、総聯の同胞が訪問団を構成し、故郷を訪問することができるよう協力し、これと関連した適切な処置を講じる。 5、北と南は、京義線鉄道が中断された区間を連結し、このための問題を早い日時に協議することにした。 6、北と南は、第2回北南閣僚級会談を2000年8月29日から8月31日まで平壌で開催する。 2000年7月31日、ソウル |