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外食販売 31ヵ月連続減


 外食産業が苦戦を強いられている。日本フードサービス協会の調べによると、会員企業167社の既存店1万4214店の6月の売上高は前年同月比(以下同)2・1%減となり、31ヵ月連続で前年実績を下回った。

 客数は0・1%減にとどまったものの、客単価(1人当たりの消費金額)が2・0%悪化し、これが売上高に響いた。

 業態別では、最も減少幅が大きかったのがパブ・居酒屋。ビアホールの客数減少で売上高を5・4%落とした。ファミリーレストランも3・0%減となった。ファストフードは大手の安売り攻勢もあり、客数は3・1%増えたが、単価は逆に3・1%減り、売上高を0・1%落とした。

 レジャーシーズンで外食需要が本格化する7月は改善傾向にあるとの声も多いが、相次ぐ食中毒事件の影響もあり、全体的に回復は鈍めだ。

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