インターハイボクシング

3人が8強に
朝高選手 判定に泣く


ライト級3回戦での李宗樹選手(左、大阪朝高3年)


  1日から岐阜県多治見市総合体育館で開かれていた全国高等学校総合体育大会(インターハイ)のボクシング部門には、史上最高の13人の朝高選手が出場。インターハイのボクシング部門初の金メダルが期待されたが、厳しい判定の前に、3選手が8強入りという結果に止まった。

 準々決勝に臨んだのはバンタム級の李冽理(大阪3年)、ライト級の李宗樹(同)、ライトミドル級の慎泰和(東京2年)。春の全国選抜大会で優勝し、高校2冠を目指して臨んだ李冽理は2、3回戦ともに一瞬も休まず前に出て攻めるボクシングで圧勝し、準々決勝に駒を進めた。準々決勝でも攻撃の手を休めず執ように食い下がったが、惜しくも判定負けした。

 李宗樹は、左ストレートを武器に優勢を占め、相手に隙ができたら連打するという試合運びで1〜3回戦を勝ち進んだが、準々決勝では微妙な判定に泣いた。慎泰和はアウトボクサーらしく、一定の距離を保ちながら左を駆使して1、2回戦の相手を下し、とくに3回戦ではスピードで相手を圧倒して左だけで勝利をものにしたが、準々決勝では判定で負けてしまった。

 大阪府大会で全階級制覇を成し遂げ、インターハイ初の金メダルを狙っていた大阪朝高の梁学哲監督は「また1から始めたい」と語っていた。

 

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