トンポのお店
焼肉「味貴族」
(東京・久我山)
絶品の新鮮なレバ刺/「新報見たよ」で肉1皿サービス
開店は3年前の秋。それ以来の人気メニューが、1度に5皿を平らげる人がいるというレバ刺。人気の秘訣は、独特の臭みがまったくないことだ。レバ刺を好まなかった記者もいっきにペロリと食べられたほどだ。 牛肉は、問屋に卸されるまで丸1日保存される。これが「新鮮」といわれる状態。しかしお客さんの口に入るまではまた一定の時間がかかる。臭みがでるのはそのためだ。 同店では毎日、問屋に卸される前の「新鮮」なレバーを直接仕入れて提供している。 にんにくの粒が10個以上も入った、にんにくスープも評判だ。にんにくのにおいに抵抗感をもつ人もいるが、そのにおいがまったくない。秘訣は、とにかくにんにくをじっくり煮ること。火をよく通せば、強いにおいや味は抑えられ、スタミナがつくので夏バテ解消にはもってこい。 「お客様には常に美味しいものを提供したい」というオーナーの洪琴実さん(55)。新メニューを考案する際には、常連客を呼んで試食会を開く。ワイン講習会にも出かけ、焼肉に最も合う種類探しにも余念がない。 最近の悩みは「1世から受け継いだ味を守りながらも、若い世代の好みも取り入れなければならない」ことだとか。これからそのアイディアと、味を引き出す技術を積極的に学んでいきたいと語る。現在、10月の開店3周年記念に向けて新メニューを考案中だ。 (順) 朝鮮新報を読んで来た人には、肉どれでも一品サービス(無期限)。 |