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手足口病の流行に注意
手足や口に赤い発疹(ほっしん)ができる手足口(てあしくち)病が今年、幼児を中心に流行している。1995年の大流行以来、5年ぶり。 感染者が出始めるのは、気温が上がる6月頃から。厚生省の調査によると、今年の感染者は報告されただけで8万6496人(7月16日現在)。特に多いのが奈良、和歌山、兵庫、山形、群馬、埼玉、福岡、佐賀などだ。98年に大流行した台湾では約50人の死者が出ている。 年齢別に見ると2歳以下が全体の4割、5歳以下に広げると九割を占める。報告がない患者を含め、年間数十万人が感染しているといわれる。 重い症状になるのはごくわずかだが、気をつけなければならないのが脱水症状に陥ることだ。喉(のど)の周辺に発疹ができると、痛みで水分が取れなくなる。 高熱、頭痛、おう吐、けいれんなどの症状には要注意。ウィルスが血管を通って脳に入り、脳を覆っている軟膜(まく)やくも膜が炎症を起こす髄膜炎になるケースがあるからだ。 手足口病には、効果的な薬やワクチンはない。日頃からの予防が大切だ。幼児を持つ親は、規則正しい生活と食事を十分に与えることを心がけるべきだろう。 ビタミンCで心臓病予防 心臓病を抑えるのにビタミンCが効果的だという。米ライナス・ポーリング研究所のバルツ・フライ所長が、ビタミン広報センター20周年記念講演会(東京)で述べたところによると、1日に50ミリグラム以上のビタミンCを摂取し続ければ、心臓病にかかるリスクは男性で45%、女性で25%ダウンするという。 とくに、喫煙者は非喫煙者に比べて多くのビタミンCを必要とするため、とくに摂取を心がけた方がよいとされる。 一方、ビタミンEは動脈硬化などの予防に効果的だとされる。 OA機器の普及で、昨今とみに問題になっているのがドライアイ。 パソコンなどに集中することによってまばたきの回数が少なくなり、涙が分泌されないことなどが主な原因とされる。ストレスや空気の汚れ、外気の乾燥なども涙を減少させる原因となっている。 |