南北言論機関の共同合意文発表

活動の基礎、共通の基準

「言論人である以前に愛国者」


平壌空港で市民らの熱烈な歓迎を受ける南の言論代表団


 【平壌発金志永記者】「北と南の言論機関と言論社は、南北共同宣言の履行のために、共に努力する」

 主要新聞、放送会社の社長らで構成された南朝鮮言論社代表団(名簿別項)が5〜12日まで平壌を訪問。北側の出版報道機関の責任者らと統一への新しい転換的局面で言論が果たすべき役割について協議し11日、共同合意文を発表した(内容)

 南北の言論機関による共同合意文の発表は、民族史の新しい章を開いた南北共同宣言の生活力を実証するものだ。自主統一への歴史的な道を開いた6月の平壌対面と南北最高位級会談を、朝鮮民族はもちろん世界も熱烈に歓迎している。統一の扉を開けるうえでの言論の役割を考えるなら、今回の南朝鮮代表団の平壌訪問は、「民族史の重要な事件」(朴権相・韓国放送公社社長)だった。

 共同合意文は、自らの責任を自覚した南北の言論人が成し遂げた成果だ。合意文は今後、南北言論人が拠って立つ共同の言論活動の基準、基礎となる。

 北側は、南北共同宣言が履行される最中に平壌を訪問した言論社代表団を温かい同胞愛で歓待した。1週間の間、南北の言論人は、統一を近づける道で志を合わせていく一念で、話し合い、理解を深め合った。

 「今回の平壌訪問は、すべての民族に希望のメッセージを伝えるだろう」(崔鶴来・ハンギョレ社長)

 「社会世論の代弁者である言論人は、言論人である前に愛国者たるべきであり、私たちの愛国活動は南北共同宣言の履行を目指すべきだ」(崔七男・労働新聞責任主筆)

 南北の言論人は、1つの声で統一を叫ぶ決意を、内外に高らかに宣言した。

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 南朝鮮言論社代表団が十一日、人民文化宮殿で催した宴会での韓国放送公社の朴権相社長と朝鮮中央放送委の車承洙委員長の演説。

 朴社長 今回の訪問を通じてわれわれは、互いの理解の幅を広めることができた。半世紀にわたって分断しているにもかかわらず、民族の情緒、同胞愛は決して変わることがないことを確認した。

 6・15宣言は、南北間の和解と協力を実現する鍵であり、平和的統一の実現への道を切り開くものとなり、南北すべての同胞はもちろん、全世界が拍手を送っており、和解と協力を進めるうえで、言論の力がいかに重要であるかを悟った。

 車委員長 会って互いの意思疎通を行って見ると、心の扉が開き一緒に統一を叫ぶことができた。こうして見ると、金正日国防委員長が国の統一問題を民族同士で解決していこうと語った言葉の真意がわかる。

 共同合意文は南北言論人が得た貴重な初の実り、言論活動を行ううえでの共同の基準、基礎だ。今後はこの合意文に沿って、統一と繁栄の新たな世紀を切り開いていき、民族言論としての使命を果たしていこう。

 今日の第一歩は、われわれの明るい明日を切り開くだろう。そして、北と南の言論人の間に敷かれた分裂の障壁は除去され、われわれの前には必ず連帯と協力の時代が来るだろう。全同胞が抱き合い踊れる統一の日が早く来るよう、北も南も祖国統一の先導者、先駆者になることを改めて確認する。(朝鮮通信)

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 南朝鮮言論社代表団のメンバーは以下のとおり。

 朴智元文化観光部長官

 共同団長=崔鶴来新聞協会会長(ハンギョレ社長)、朴権相放送協会会長(韓国放送公社社長)

 新聞副団長=李鍾大国民日報社長、車一錫大韓毎日社長、琴昌泰中央日報社長

 放送副団長=盧成大文化放送社長、宋道均ソウル放送社長、

団員

張峻峰京郷新聞社長、金鎮R文化日報会長、宋秉俊世界日報社長、

張明秀韓国日報社長、張大煥毎日経済新聞社長、金永烈ソウル経済新聞社長、

金英鎔韓国経済新聞社長、金景Kコリア・ヘラベル内外経済社長、

金相栄電子新聞社長、李鍾徳国際新聞社長、金尚勲釜山日報社長、

金富基毎日新聞社長、金敬淑嶺南日報社長、高済哲光州毎日会長、

金宗太光州日報会長、尹鍾書大田日報社長、禹済賛京仁日報社長、

安亨淳江原道民日報社長、崔秉益江原日報社長、徐廷玉忠清日報

社長、李文幸慶南新聞社長、金大成済州日報社長、申和秀仁川日報社長、

権晧景キリスト教放送社長、朴興寿韓国教育放送公社社長、

朴信彦平和放送社長、金圭七仏教放送社長、劉三烈釜山文化放送社長、

申大根大邱文化放送社長、張英培全州文化放送社長、

沈相寿春川文化放送社長、金星祚釜山放送社長、李吉永大邱放送社長、

方允鉉韓国放送公社釜山放送総局総局長、金光石同社光州放送総局総局長、

李光鎬同社大田放送総局総局長、南善顯同社清州放送総局総局長、

白仁鎬連合テレビニュース社長、表完洙京仁放送社長

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