各地同胞生活相談綜合センター開設
「一人でも多くが集う場所に」
21世紀に向けた人材育成にも一役
総聯各支部で同胞生活相談綜合センターが相次いで開設している。
千葉県の東葛同胞生活相談綜合センターが5日、総聯東葛支部事務所に開設し、230人の同胞らとともに祝った。 同センターは@同胞生活部A商工部(商工課、税務課)B文化部の3つの部門で相談を受け付け、法律、税務、福祉、教育、就職、冠婚葬祭などの生活上の問題はもちろん、朝鮮語講座やチャンゴ教室をはじめとする文化体育サークル活動、各種イベントの企画に至るまで、同胞の多種多様な要求に応えていく。 相談には呉学成所長以下9人と役員の各有資格者18人の専門相談員、72人の地域アドバイザーが対応する。 専門相談員の沈植司法書士(税理士)は、「全力で同胞の相談に応じたい。また、同時に同胞の建設的な意見をセンターの運営に積極的に反映していくようにしたい」と述べた。 東京都内の支部では5日に渋世(渋谷・世田谷)センターが開設。朴春寿所長は、「同胞有資格者20人を含む38人が綜合センターの相談員となった。これから同胞に信頼されるセンターとなるよう誠心誠意努力していく」と抱負を語った。 同センターでは、同胞の相談に加え、同胞間のネットワーク作りや、業種別情報交換をできるようホームページも開設する。 そのほか、練馬は2日、文千(文京・千代田)は7日にそれぞれ開設した。 練馬センターの高所長は「同胞の目線でやっていきたい。同胞のためのセンターとしてやっていくのだから、座ってただ待つだけでなく、時にはこちらから同胞を訪ねて行くなど、1人でも多くの同胞が集まれる場所にしていきたい」と、語った。 文千センターの専門相談員となった金成行・海外留学、語学研修アドバイザーは「教育に関する父母の要求、朝鮮学校卒業生の希望に真剣に耳を傾け、21世紀の豊な在日同胞社会のため人材育成に寄与していきたい」と、抱負を語った。 東葛 渋世 練馬 文千 |